「『坊っちゃん』の時代」や「孤独のグルメ」などの作品で知られる漫画家の谷口ジロー(たにぐち・じろー、本名・谷口治郎=たにぐち・じろう)さんが11日、死去した。69歳。葬儀は家族のみで営む。 鳥取市出身。京都の洋品卸会社に勤めた後、漫画家を志して上京。24歳の時、「嗄(か)れた部屋」でデビューした。繊細な描線と…
◇岡山市が練習場候補地絞り込む Jリーグ2部(J2)のファジアーノ岡山の専用練習場整備を検討している岡山市が、候補地を東区升田の岡東浄化センターに絞ったことが分かった。当面使用予定のない敷地内の施設拡張用地を活用し、4ヘクタールを確保できるとしている。 ファジアーノは現在、南区の灘崎町総合運動公園など市内3カ所で練習している。しかし、分散するうえ設備面の問題で練習試合ができないため、専用練習場の確保を市に要請。昨年11月には、整備を求める約28万4000人分の署名も提出されている。 同センターは百間川河口東側にある下水処理施設。施設拡張用地を活用すれば、天然芝2面と人工芝1面のグラウンドのほか、クラブハウスも整備できるという。整備費は市の試算で6億~8億円程度。 拡張用地を当面、専用練習場にするには目的外使用にあたるため国の許可が必要だが、市は「国からはいい感触を得ている」という。【江見洋
△FC東京1-1京都△(17日・味スタ) FC東京は15日に19歳になったばかりの重松が後半途中から出場、0-1の後半28分、自ら倒されて得たPKを決めた。狙ったのは正面。相手GKからは「どっちにけるんだ」と心理戦を仕掛けられていたが、「最初から真ん中にけろうと思っていた」という強心臓は、GKが横っ跳びして空いたスペースに豪快にけり込んだ。12日に寝坊で練習に遅刻し、チームに迷惑をかけていただけに、名誉挽回(ばんかい)の一発にもなった。
日本サッカー協会の松崎康弘審判委員長は9日、J1広島-清水戦(6日)で、広島が前半3分に決めたトリックPKは反則で、得点として認めたのは「誤審」だったという見解を示した。 競技規則には「PKを行う競技者は、特定されなければならない」とある。問題の場面は、広島のDF槙野がボールをセットし、助走距離を取るかのようにエリア外に出た直後、逆サイドからFW佐藤が走りこんだ。意表を突かれた清水のGK西部はシュートコースとは逆に跳んでしまった。 松崎委員長は「試合は成立し、結果は変わらない」と前置きしたうえで、主審や清水の選手らが槙野をキッカーとして認識していたのは明らかと断じ、ゴールを無効とし、佐藤に反スポーツ的行為で警告を与え、清水の間接FKで再開するのが正しかったと指摘した。 担当した審判団は「おかしい」と感じていたが、抗議を受けなかったこともあり、不安を感じながら得点を認めてしまったという。審判
カフェ・ハイチ本店に設置された募金箱=東京都新宿区西新宿1の同店で2010年1月19日午後4時55分、小泉大士撮影 約300万人が被災したとされるハイチ大地震の被災者を支援するため、国内唯一とされるハイチ料理専門店「カフェ・ハイチ」(本店・東京都新宿区)が、募金活動を始めた。「商売でお世話になっているハイチのために力になりたい」と、首都圏7店舗に募金箱を設置し、集まった義援金はハイチ大使館(港区)に贈る。 同店は74年、新宿駅南口近くにオープン。今では川崎市など首都圏に7店舗、札幌市に1店舗ある。店を運営する「ハイチ物産」(新宿区)の槍原(うつぎはら)光弘社長(64)は学生時代に札幌市のハイチ料理店でアルバイトし、同国の風物に魅せられた。卒業後、ハイチに渡り、日用品の貿易に携わった。帰国後に料理店を開店。店内ではハイチ音楽を聴きながら、ハイチ風のコーヒーやドライカレーを味わえる。歴代の大使
柴野拓美さん83歳(しばの・たくみ=作家、翻訳家)16日、肺炎のため死去。葬儀は近親者のみで行う。 1957年、星新一らとSF同人誌の草分け「宇宙塵」を発行。小隅黎の筆名でE・E・スミス、J・P・ホーガンらの翻訳を手がけた。
民間気象会社のウェザーニューズ(東京都港区)は5日、身につけている服や防寒具の数を比較した都道府県別の「全国寒がり度調査」の結果を発表した。1位は秋田県で、身につけているものが全国平均より1.16個多かった。北日本の道県が上位を占めたほか、大都市圏で平均を上回る地域が多かった。 調査は09年12月21~23日、47都道府県に住むウェザー社の登録会員6767人を対象に携帯電話サイトを通じて実施。一定の気温の時に着用している服などの数を聞き、全国平均との比較で「寒がり度」を判定した。 2位以下は▽山梨県(全国平均プラス1.09個)▽山形県(同1.06個)▽北海道(同0.56個)▽宮城県(同0.50個)--など。最下位は岩手県(マイナス0.94個)だった。大都市圏は▽福岡県(プラス0.17個)▽大阪府(同0.17個)▽東京都(同0.03個)など、寒がりな人が多い傾向が見られた。 一方、コートの価
実業団チームから地域クラブとして再生したホッケーの「名古屋フラーテル」が、発足4年目で軌道に乗り始めた。先月22日には、日本リーグのプレーオフ決勝で「小矢部RED OX」を降して2年ぶりに優勝。9月の全日本社会人、先月15日決勝の全日本選手権に続く主要大会3冠を達成した。今月5日に開幕する東アジア大会(香港)に出場する日本代表にも、16人中9人を送り込んだ。 名古屋の前身で、広告代理業等を展開する「表示灯」のホッケーチームは、全日本選手権で12回の優勝を誇る強豪だったが、05年で企業チームとしての活動を終了。06年からクラブチームに衣替えした。チームの運営母体は、表示灯が中心となって設置したNPO(非営利組織)法人「愛知スポーツ倶楽部」。愛知県内の企業による法人会員が選手の雇用などで支援しており、選手が土、日曜の公休のほかチーム活動のための年間約40日の休暇を取れることや、最低5年間の競技
去就が注目される大分の元日本代表DF森重真人(22)が1日、浦和、FC東京、川崎Fの首都圏3クラブと都内のホテルで前代未聞の“同日交渉”に臨んだ。既に来季続投が決定的な浦和のフォルカー・フィンケ監督(61)、FC東京の城福浩監督(48)はシーズン中にもかかわらず交渉に直接出馬。移籍市場の目玉獲得に向けて争奪戦を繰り広げた。 前代未聞の“巴(ともえ)戦”が繰り広げられた。大分の来季J2降格が決定し、今オフの移籍市場の目玉に浮上している22歳の万能DF森重はこの日、大分のオフを利用して上京。都内のホテルで、獲得に名乗りを上げている浦和、FC東京、川崎Fの3クラブの監督、幹部を相手に、順番に約1時間ずつ“同日交渉”を行った。 「これだけ声をかけてもらえるのは幸せ」と森重。FC東京、浦和はシーズン中にもかかわらず、来季続投が決定的となっている監督が交渉に直接出馬する熱の入れよう。感激の森重は「城福
◇9節以降先発定着 10代の活躍が目立つJリーグにあって、FW大迫勇也(鹿島)、MF山田直輝、FW原口元気(ともに浦和)ら攻撃的な選手に交じり、守備で頭角を現した選手がいる。FC東京のMF米本拓司(18)だ。スルスルと相手に忍び寄っては、激しい当たりでボールを奪う職人肌のプレーでチームに欠かせない存在になっている。3日のナビスコカップでは優勝を決めるミドルシュートで最優秀選手(MVP)に輝いた。 兵庫・伊丹高出身の米本は、07年に17歳以下(U17)ワールドカップ(W杯)に出場。その時にU17日本代表を指揮した城福浩監督の影響を受け、城福監督率いるFC東京に今季加入した。 特長は中盤の底で相手の攻撃の芽を摘む守備力だ。運動量が豊富でボールへの寄せが速く、気づけばボールの目の前に米本がいる、といったシーンが目につく。176センチ、63キロと細身ながら激しい当たりでボールを奪い去る。加えて、シ
終了の笛と同時に両腕を突き上げた。「この瞬間のためにやってきた」。日本リーグ2部時代に選手、監督も務めた富士通が前身の川崎フロンターレを相手にした決勝でチームを5年ぶりの優勝に導いた。 「このままでは仕事で置いていかれる」と感じ、89年に選手を引退し、サラリーマン生活に。4年後に業務命令でコーチとなり、その後、監督も務めたが、チームがプロ化に進む中で「社員」の居場所はなくなった。 再び社業に専念し、36歳で福島県会津若松市内の工場に単身赴任。事業見直しに伴い、課長としてリストラを推進する立場に悩んだ。「アンタにオレの生活の何が分かる」。従業員の悲痛な言葉は今も耳に残っているという。 97年秋、プロ化に乗り出したFC東京の前身、東京ガスから誘いを受けた。折しも、日本代表が初めてワールドカップ(W杯)出場を決めたシーンを社員寮のテレビで目にした。「影響がなかったと言えばうそになる。サッカーの道
東京・国立競技場で11月3日に行われるJリーグのナビスコカップ決勝で、FC東京が04年以来の頂点を目指す。前身の東京ガス時代から所属する選手は、DF藤山竜仁(36)とMF浅利悟(35)の2人だけとなったが、ともに今季限りで「青赤」のユニホームを脱ぐため、最後のタイトルとなる可能性もある。2人とも決勝に出場できるか分からないが、それぞれの思いを試合にぶつけるつもりだ。 日本フットボールリーグ時代の92年に鹿児島実高から加入した藤山は、チーム最古参。2年間は社員としてプレーし、ガスの検針業務なども経験した。3年目でプロ契約し、ここ数年は「1年でも長くやるため、生活のため、一日一日を大事にしてきた」。 今季はリーグ戦2試合、カップ戦1試合の出場にとどまり、10月21日に来季の契約を更新しないことが発表された。今夏には自らクラブに「もし引退しろと言われたら、他のクラブを探す」と現役にこだわる考えを
◇過不足なく席を割り振り まもなく11月になります。京都は多くの観光客であふれかえる季節です。夏から秋にかけての気候の関係で、今年の紅葉は例年よりきれいであるという説もあり、観光地での大にぎわいが予想されます。 先日、JR東京駅のみどりの窓口で京都行きの切符の予約をしようとしている五、六十代とおぼしきオバサマがたの集団に出くわしました。リーダーらしきその中の一人が、携帯電話でメンバーに連絡をとりながら人数の把握につとめ、ようやく確定したのか、窓口で人数を告げ「ヨソの人といっしょにならないように、うまく座席を割り振ってくださるかしら?」などとオーダーをしていました。 駅員さんは慣れたもので、「はい、10人でしたらこれでいかがでしょうか?」と、座席表を示しながら説明をします。「はいはい、じゃあこれでお願いします」と落着しそうになったところでリーダーの携帯電話が鳴りました。 「あらそう~、よかっ
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