東京都荒川区の来年度の議会関係予算案に、議員の人間ドック費用を全額補助する案件が盛りこまれていることが19日、分かった。議員の人間ドック受診費用の全額補助は23区では例がなく、全国的にも珍しい。これまで行っていた健康診断では「不十分」として導入するもので、金額も40万円から250万円に一気にアップ。議員の一部は「不況の中、行き過ぎた議員特権」と反発している。 荒川区議会(32人)はこれまで、1年に1回、区が契約した医療機関で議員の健康診断を実施しており、議会費から1人当たり約2万円が支出されていた。