東京都小金井市の佐藤和雄市長は12日付の辞職を前に11日、記者会見し、市役所を去るにあたっての心境を語った。 自らの不用意な発言が招いた可燃ごみ収集停止の危機を回避するための「苦渋の決断」だったが、辞職までに今年度のすべての処理委託先を決めることはできなかった。4月下旬に就任してから6か月余り。志半ばの辞職に、「他の問題には本格的に着手しないまま」と無念さもにじませた。 佐藤市長はこの日午後1時半、市役所庁舎内での記者会見に臨んだ。 冒頭、「4月の市長選で大きな期待を受けながら、半年あまりで職を辞するに至り、深くおわび申し上げます」と謝罪した。 今年度末までの可燃ごみ処理の見通しがまだ立っていない状況について、佐藤市長は「今後事務レベルでの調整や、内々に検討しているところから支援があれば、全量が確保できるのではないかと心から願っている」と表現するにとどまった。 約半年の任期を振り返り、「ご