韓国の聯合ニュースは5日、米韓両国の軍当局が、2015年に解体が予定されている米韓連合軍司令部の作戦機能を引き継ぐ連合作戦機関の新設を検討していると報じた。韓国政府高官の話として伝えた。 連合軍司令部は、15年12月に韓国軍の有事作戦統制権が米韓連合軍から韓国軍に移管された後、解体される予定。しかし、北朝鮮が韓国への威嚇を続ける中、北朝鮮に対する抑止力の低下を懸念する声が根強い。 同高官は「統制権が移管されれば司令部を解体せざるを得ず、連合作戦を遂行できる相応の組織が必要というのが両国の共通認識だ」と述べた。 米韓軍当局は、年内にも連合作戦機関の新設について協議をまとめ、司令部解体前の15年半ばに発足、16年から正式に運用を始める方向で調整しているという。(共同)