安倍晋三首相の問責決議が26日の参院本会議で可決され、重要法案は廃案となった。選挙に向けて政権との対決姿勢を鮮明にし、気勢をあげるのは、かつて野党の常とう手段でもあった。だが今回の問責は野党第1党の民主党内にさえ当初、戸惑いがあったのが実態。参院選では自民、公明両党の与党が勝利して過半数を回復することが有力視されており、首相問責の効果は事実上、この国会だけに限定される。首相問責は小沢一郎氏が代
安倍晋三首相の問責決議が26日の参院本会議で可決され、重要法案は廃案となった。選挙に向けて政権との対決姿勢を鮮明にし、気勢をあげるのは、かつて野党の常とう手段でもあった。だが今回の問責は野党第1党の民主党内にさえ当初、戸惑いがあったのが実態。参院選では自民、公明両党の与党が勝利して過半数を回復することが有力視されており、首相問責の効果は事実上、この国会だけに限定される。首相問責は小沢一郎氏が代
内閣改造・民主党役員人事を経て、同党の輿石東幹事長の影響力がさらに強まっている。輿石体制を支えた樽床伸二前幹事長代行と城島光力前国対委員長が総務相、財務相として処遇されたほか、首相補佐官(定員5人)人事でも、野田佳彦首相に最も近い議員の手塚仁雄前補佐官が外され、輿石氏に近い川上義博参院議員が起用された。首相側近が官邸から遠ざけられる一方、「衆院解散先送り」が持論の輿石氏の権勢が拡大する状況に、自民党や民主党の一部は警戒感を強めている。 輿石氏は3日、仙台市内で開かれた参院民主党の研修会で「一人一人の力は弱くても、力を合わせれば大きな力になる。党や組織は一致結束しなければいけない」と約70人の参院議員に呼びかけた。 一連の人事で輿石氏が意識したのが「首相は官邸と党執行部を身内で固めている」との党内の批判だ。 党内外に反発の強い田中真紀子文部科学相の起用は輿石氏が強く求めた。増税反対派が代表選
民主党の輿石東幹事長は9日午後の記者会見で、民主、自民、公明3党の党首会談で「社会保障と税の一体改革関連法案が成立した暁に、近いうちに国民に信を問う」ことなどを合意したことについて、9月の民主党代表選や自民党総裁選で党首が交代した場合は合意内容が見直されるとの認識を示した。「2人が替わった場合は2人の話は終わりだ」と述べた。輿石氏は3党党首による合意について「一体改革法
民主党の輿石東幹事長は4日の記者会見で、24日召集予定の通常国会に関し「国会議員定数や国家公務員給与削減、郵政改革の各法案を最優先で成立させたい。民主党の政権公約に関わる話だからきちんと仕上げていく」と強調。参院で問責決議を受けた2閣僚の交代は「必要ない」と重ねて否定した。
中央市極楽寺の特別養護老人ホーム「らくえん」(相馬健治施設長)の参院選不在者投票の不正事件で、公選法違反(投票偽造)容疑で逮捕された職員2人が、同ホームで輿石東氏(民主党)と会ったことが輿石氏支持の投票行動を取るきっかけになった、という趣旨の供述をしていることが17日、捜査関係者への取材で分かった。2人は入所者の投票用紙に輿石氏の名前を書いたことを認めている。 捜査関係者によると、輿石氏は参院選投開票日前に、前県議の相馬紀夫氏とともに同ホームを訪れ、逮捕された職員2人と顔を合わせていた。相馬前県議は施設長の実父。職員2人も「施設を訪れた輿石氏に会った」と供述しており、県警はこの対面が、輿石氏支持の立場で入所者の投票用紙を偽造するきっかけになったとみて、慎重に調べを進めている。 同容疑で逮捕されているのは、同ホーム次長の深沢佳房(50)=韮崎市、介護長の内藤直美(59)=甲府市=両容疑者
民主党の輿石東・参院議員会長が自宅として使用している神奈川県相模原市相模湖町の土地の一部が、農地の無断転用を禁じる農地法などに違反して車庫などに使われていることが12日、分かった。 同市農業委員会によると、問題の土地は約780平方メートルで、所有者は輿石氏の義弟になっている。農業振興地域整備法に基づき、農用地の指定を受けている。 同委員会は2007〜08年の調査で、農用地に輿石氏の車庫や庭石があるなど、農地法に違反する事実を確認。昨年10月から3度にわたり、義弟に対し除去するよう行政指導した。義弟は違反の事実を認め、「すぐにはできないが庭石を撤去するなど対応していきたい」と、是正に応じる意向を示しているという。 輿石氏の地元事務所によると、輿石氏は「ごまかすつもりはなく、直すべきところは直していく」と話しているという。
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