先日、池袋の中華料理店で、山と積みあがった中国語のフリーペーパー(新聞)の一部を持ち帰った。「日本新華僑報」「東方時報」「陽光導報」などがそれ。まだまだ、相当の種類がある。紙面を開けば、独自のビジネスを展開する華人コミュニティが浮かび上がる。しかも、目からウロコの「激安情報」が満載だ。 最近でこそ中国人富裕層も増えたが、東京の片隅では、母国への仕送りのためにせっせと稼ぐ労働者層や、生活と闘う留学生もいまだ分厚く存在する。日本でも「究極の生活物価の安さ」がワイドショーネタになったりするが、上には上(下には下?)があるもので、彼らの生活も“究極の安さ”に支えられていることがわかる。 中国人たちが生活する 月額2万5000円の「寮」とは まずは家賃の高いこの東京で彼らがどう生き延びているのか。その答えは「寮」にあることがわかった。 華人新聞には怪しげな広告に混じって、「入寮者募集」「豪華