神奈川県議会総務企画常任委員会は10日未明、松沢成文知事が提出した知事の任期を恒久的に3期12年までに制限する多選禁止条例案を可決した。12日の本会議でも可決される見通しで、全国初の首長の多選禁止条例が成立する。 松沢知事は可決後、「神奈川から地方分権改革を進めていこうという決断をいただいた」と話した。県によると、首長の多選自粛を求める条例は埼玉県などに例がある。 同委員会は施行の時期については、条例案の「公布の日から施行」を「別に条例で定める日から施行」と修正した。施行は、国が検討している多選制限をめぐる法改正の後になりそうだ。 同委員会は、自民党議員などから「多選を条例で制限するには法律に根拠を置くことが必要」などの慎重な意見が続出したため紛糾し、9日午前から10日未明まで続いた。松沢知事は昨年も同様の条例案を提案し、否決されていた。
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