【静岡地震】災害時に活躍 出動!「静岡市オフロードバイク隊」 (1/3ページ) 2009.8.15 13:00 11日早朝、寝静まった住民を襲った最大震度6弱の「静岡地震」。台風の接近で大粒の雨が降りしきり、街は「ダブルパンチ」の不安におびえた。そこに、地震発生から間もなく、果敢に繰り出したバイク隊がいた。(伊藤美希) 「静岡市オフロードバイク隊」(通称SCOUT)。 静岡市の職員36人でつくる災害情報収集の専門部隊だ。消防や警察のようなプロの防災集団ではない。ふだんは事務職や技術職の仕事をこなす市職員ばかり。 全国でもめずらしいという行政のバイク隊が静岡でどのようにして組織されたのだろうか。 平成7年1月に起きた阪神大震災。バイク隊の創設もそのときの救援活動の教訓が基になっている。8年4月、災害時には車での移動に限界があることから職員にアイデアを募った結果、有効な移動手段として取り上