民主党と維新の党は先週、衆参両院で統一会派を結成することで合意した。統一会派とは、複数の政党が、国会では1つの勢力として行動していくものだ。基本的政策の合意をていねいに行い、また、維新の党の代表選もあったので、少し時間がかかったが、巨大与党に立ち向かう態勢が整った。 すでに委員会など、国会での人事は一本化した。代議士会や政調部会も共催する予定だ。来年1月4日召集の通常国会に向けて、代表質問や委員会質問など、ベストメンバーで挑みたい。お互い一体感を高めていければ、選挙での協力などに進んでいくのではないか。 党内外には「来年夏の参院選までの新党結成」を訴える意見もある。私も、新党は選択肢の1つだと思う。ただ、新党結成には、政策や理念の一致だけでなく、党を支える地方議員や地方組織、党員・サポーターなどの理解が不可欠だ。私は地方行脚で、こうした方々の声を直接聞いている。与党時代の党分裂の記憶もまだ
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