ここ数年、防衛情報の漏洩が時折ニュースとなるが、つい最近も二件ほどが報道されていた。 海上自衛隊の暗号情報など、ネットに流出か 首相、防衛次官に情報管理徹底を指示 防衛庁、三菱電機に厳重注意 新規の契約停止 前者は、海上自衛隊の隊員が私物のパソコンで秘密情報を取り扱い、かつそのパソコンでWinnyによる流出が起こったというもの。 後者は、陸自SAM(地対空ミサイル)の性能諸元に関する秘該当情報が、三菱電機~三菱総研を経て朝鮮総連から北朝鮮に漏洩したというもの。 秘密漏洩にはさまざまな経路が考えられ、それぞれについて秘密保全上の対策がとられてはいるが、今回は上記2件に類するようなケースについて、若干の提案をしてみたい。 まず、Winnyをはじめとするファイル交換ソフト絡みでの秘密漏洩事案というものは、ひとり防衛庁に限らず、近年さまざまな組織団体で露見しているが、事案として露見してくるようなも