タグ

富野由悠季に関するohagi23のブックマーク (26)

  • 『「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気』を読んで

    『「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気』を読む。 タイトル通り「宇宙戦艦ヤマト」の製作・制作の原動力となった 故西崎義展氏の生涯を振り返っただ。 断片的には西崎さんのヤマトの制作や会社経営のエピソードは語られていたが 一冊のにしてまとめると、物凄い濃い話が満載で、スラスラ読んでしまった。 虫プロ商事に入社1週間で、化粧品会社の広告を取ってきた あっという間に手塚治虫先生のマネージャーになったなど 西崎さんの企画力、実行力、資金集めの力、 作品製作におけるプロデュース力の高さが伺えるも 一方で周りに苦労や経済的損失を被らせることも行い 功罪がくっきり分かれた方だと改めて思った。 才能ある方を重用しつつも利用し尽くし、 金と権力で従わせる冷酷な独裁者としての振る舞いが強いが 「ヤマト」にかける思いだけは、物であり 他の誰にも寄せ付けない愛があったのは当のようだ。 逆にいえばヤ

    『「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気』を読んで
    ohagi23
    ohagi23 2015/09/12
    富野さんのトリトンやガンダムを語る上で、西崎さんの存在は欠かせない
  • 富野監督の「ターンエーはGレコの500年くらい昔の話」発言から感じた事

    8/27のガンダムカフェで開催されたGレコ勉強会。 ゲストは富野監督と石井マークさん。 勉強会のクライマックスは、 この勉強会の質疑応答の中で富野監督は、質問者から 「初めて時間を遡った作品を作られた心境を」と聞かれたところ 「ターンエーはGレコの500年くらい昔の話」 という返答をしたところ。 私は目からウロコだった。 監督自身による「Gレコ」が「ターンエー」より後の作品という発言に驚かされた。 私は「ターンエー」で提示された 黒歴史そしてガンダムの全肯定という概念に対して 「ターンエー」以降に作られるガンダムも全て黒歴史となり 全てのガンダムの終着点として「ターンエー」があると思っていた。 「SEED」も「00」も「AGE」もこれからの「鉄血のオルフェンズ」も 全て黒歴史になって、最後に「ターンエー」の世界が訪れると思っていた。 「ターンエー」が歴史の最後という位置づけで今までのガンダ

    富野監督の「ターンエーはGレコの500年くらい昔の話」発言から感じた事
    ohagi23
    ohagi23 2015/08/28
    ガンダムアニメの見方が刷新される富野監督の発言。
  • 「Gレコ」の物語の本質と「G」に込められた5つの意味について

    「Gのレコンギスタ」25話を視聴。 物語も佳境を向えて、話の終着点も見えてきた感じだ。 では「Gレコ」の物語とは何だったのか。 異郷から故郷へ戻る物語としての「Gレコ」 まず富野作品における物語の大筋の傾向として、 異郷の地から故郷・祖先の地へ、元の所へ戻ろうとする展開が挙げられる。 1999年の「∀ガンダム」では月から地球へ帰還する人たちの物語。 2002年の「キングゲイナー」ではウルグスクからヤーパンへエクソダスする人々の物語。 2006年の「リーンの翼」ではバイストンウェルから日へ戻ろうとするサコミズ王の物語。 「Gレコ」も、月のトワサンガ・金星のジット団といった宇宙の諸勢力が レコンギスタという名目で地球に戻ろうとすること。 そして地球育ちのベルリとアイーダ達が宇宙に旅立ち、 月と金星へ向かい、そして地球に戻ってくる事も含めて、 異郷(宇宙)から故郷(地球)へ帰ってくる物語といえ

    「Gレコ」の物語の本質と「G」に込められた5つの意味について
    ohagi23
    ohagi23 2015/03/21
    Gレコは宇宙という異郷から地球という故郷へレコンギスタする人々の始まりの物語
  • 「Gレコ」における巨大MAと女性の悲劇の歴史-バララとユグドラシル

    はじめに-ユグドラシルの魅力 「Gのレコンギスタ」24話はバララ・ベオールが乗る 巨大モビルアーマーのユグドラシルの描写が圧倒的だった。 ユグドラシル、北欧神話でいう世界樹の名を関する機体は伊達ではなく ユグドラシルが放つテンダービームが世界樹の形のように広がるビジュアルは 今までに見たことがないエフェクト表現だった。 戦争という凄惨な空間でありながら、テンダービームには美しさがあった。 これを見られただけでも、幸せだった。 巨大モビルアーマーと女性の関係性 さて今回の主役は、マニィがルインの元に戻って来たことで 自分の居場所が無くなってしまったバララ・ベオール。 さてバララがこの巨大モビルアーマーユグドラシルに乗ったのは ガンダムシリーズ的に色々思うところがある。 まず女性と巨大モビルアーマーといえば、 今まで1stガンダムであればララァ・スンがエルメス。 Zガンダムでいえば、フォウ・ム

    「Gレコ」における巨大MAと女性の悲劇の歴史-バララとユグドラシル
    ohagi23
    ohagi23 2015/03/14
    巨大MAは複雑な立場に立たされる女性の心を縛る居場所として存在している
  • 宮崎駿と富野由悠季の「大量消費」観

    今週、TBSラジオの「荒川強啓 デイ・キャッチ!」で宮崎駿氏のインタビューが放送された。 その中で気になったキーワードは「大量消費」だった。 宮崎駿「何を言っているかっていうと、大量消費という文明そのものに問題があるんですよ。日国に起こっていることだけじゃないんですよ。」 宮崎駿「大量消費文明そのものが行き詰まりつつあるからあちこちで騒ぎがおきているんだと思う。」 宮崎駿「だからこんな民族にねろくな判断がつくはずないんですよ。大量消費文明そのものが行き詰まりつつあるから、あちこちで騒ぎが起こっているんだと思うんですよ。でも大量消費をしたいんですよみんなね。それが、もうできないんです。」 大量消費文明があと何年続くか、五十年だろうというんですが、僕は三十年くらいだろうと期待しているんです。大混乱が起こって、不幸も病気も戦争も、くだらないことがいっぱい起こるんですよ、人間の歴史ってそういうも

    宮崎駿と富野由悠季の「大量消費」観
  • 「Gのレコンギスタ」が抱える「想像」という問題意識

    「Gのレコンギスタ」20話を視聴。 今回、気になったキーワードは「想像」だ。 特に後半の戦闘が激化するあたりから、 「想像」をキーワードとする3つの描写が印象に残った。 今回はGレコの「想像」について、 作が抱える問題意識と合わせて見てみたい。 「想像しなさい」と「良い結果を想像しましょう」 まずベルリがジット団の攻撃に対抗するために、 オーシャン・リングの近くに行こうとする時のシーンの ベルリとアイーダの会話を見てみる。 ベルリ「ロザリオテンがあるところも見当がついてきました。 けどテンポリスはこの空域では姿は見せません。メガファウナどういうことなんです。」 アイーダ「想像しなさい」 ベルリ「想像しなさい。聞いたことがあるセリフ」 ベルリが聞いたことがあると言ったのは1話で アイーダがGセルフに乗ってクラウンにやってきた時、 ここでベルリがアイーダの通信を聞いた言葉だった。 (※↑1話

    「Gのレコンギスタ」が抱える「想像」という問題意識
  • 「Gレコ」が未来の技術を描く理由-「子供に見てほしい」富野発言の視点から

    はじめに 「Gのレコンギスタ」は何を見せたい作品なのか。 それは、リギルドセンチュリーで生きる人々の生活と 生活に活用される技術、そして戦争で使われる技術である。 Gレコで描かれる生活描写 ま今回冒頭にあったベルリのシャワーシーン。 ベルリが白い何かを頭にかぶりながらシャワーを浴びている。 おそらく頭髪を洗っているのだろうが、 こうした技術は今の世界では見られない。 今から遥か未来の世界だから、今には無い技術がある。 当たり前の話だが、こうした見たこともない技術を生活描写でサラっと入れる。 これが「Gのレコンギスタ」では大事な要素といえる。 他にも6話ではガムで歯磨きしていたり、今とは違う生活描写が描かれる。 軍事技術について 戦闘で目立つのは、エアバックの描写。 エアバックの描写は逆襲のシャアでもあるのだが、 TVシリーズのガンダムで戦闘シーンで印象的に使われているのは、 作が初めての

    「Gレコ」が未来の技術を描く理由-「子供に見てほしい」富野発言の視点から
    ohagi23
    ohagi23 2015/01/12
    今の世界にはない技術を子供に見せて想像力を刺激したい
  • シーン単位でみる「ガンダム Gのレコンギスタ」11選

    はじめに 「ガンダム Gのレコンギスタ」の個人的名シーンを 各話から一つずつ選んで、11話まで計11シーンを振り返ってみよう。 1話「謎のモビルスーツ」 ベルリがアイーダを横切る時のシーン。ベルリが惚れた瞬間を描く。 富野監督の出崎監督の引き出しを使ってきた演出。 慌ただしく時間が流れる中でのスローモーションが生きる。 2話「G-セルフ起動!」 カーヒル大尉を殺されてベルリに逆上するアイーダ。 アイーダの叫びに心打たれる。嶋村侑さんの熱演が光る。 この瞬間、アイーダの人生は大きく変わる。 3話「モンテーロの圧力」 最後のベルリの排泄シーン。 モビルスーツ内のトイレは画期的。 そしてヒロイン3人に囲まれてのトイレはセックスだ。 4話「カットシー乱舞」 「スコード!」「好きで武器を持っているのではない」と叫ぶベルリ最高。 富野監督の戦争観が極めて端的に表現されているセリフ。 5話「敵はキャピタ

    シーン単位でみる「ガンダム Gのレコンギスタ」11選
    ohagi23
    ohagi23 2014/12/14
    1話ごとに見所あるシーンを提供するGレコ
  • 「Gのレコンギスタ」11話は混沌化する世界が戦争突入するメカニズムを描く

    「Gのレコンギスタ」11話を視聴。 今回、キャピタル・アメリアといった各勢力がある中で 各勢力の内々では個々の思惑が働くことで、 どの勢力も一枚岩ではないことが描かれていた。 ではこの各勢力が一枚岩で描かれない意味とは何か。 この事を戦争がなぜ起こるのかという視点も含めながら考えてみたい。 首脳陣の考えが違うアメリア まず、アメリアの首脳陣の考えの相違についてみてみる。 今回は、クリムの父ズッキーニ大統領が主催する出陣式に パラシュートで降りてやってくるアイーダの父スルガン総監が 大統領のやり方に因縁をつける。 息子のクリムに戦艦サラマンドラを出陣させ キャピタル勢力と戦う事を宣言するズッキーニ大統領。 対して法皇を人質に取り、早期収束を図ろうとするスルガン総監。 スルガン総監はこの事を聞いていないために、統帥権の侵害だと感じている。 以下の会話を見てみよう。 ズッキーニ「キャピタルタワー

    「Gのレコンギスタ」11話は混沌化する世界が戦争突入するメカニズムを描く
    ohagi23
    ohagi23 2014/12/07
    Gレコは混沌化した世界を描く
  • 「Gのレコンギスタ」10話のヘルメット演出―荒木哲郎による進撃のレコンギスタ

    「Gのレコンギスタ」10話を視聴。 荒木哲郎さん絵コンテ・演出回のWIT STUDIOグロス回。 グロス回とはいっても、進撃の巨人を支えた精鋭スタッフ勢揃いなので いわゆる只のグロス回ではない。 むしろWIT STUDIOがサンライズにクオリティ合戦を 仕掛け殴り込みをかけるようなものであるという認識。 ただこうした各社ごとで競い合っていく様を見るのは、 見ている側としては楽しい。 11/28日に始まった「Gレコ」のラジオ、 「Gのレコンラジオ」に出演した小形プロデューサーも WIT STUDIOグロス回の出来栄えに悔しさを覚えると話していた。 特に荒木哲郎さんという若い才能が「Gレコ」に加わることで 「Gレコ」に新たなシナジーが生まれたような出来栄えだった。 「Gレコ」10話のヘルメット演出 さて荒木哲郎さんは、富野監督の作品や 富野作品に流れる気さが好きだったようで、 今回の10話で

    「Gのレコンギスタ」10話のヘルメット演出―荒木哲郎による進撃のレコンギスタ
    ohagi23
    ohagi23 2014/11/30
    WIT STUDIOが巨大なものを描いた「進撃の巨人」を手がけた後に、ロボットアニメの「Gレコ」を手がけるのは「進撃の巨人」の方法論を「Gレコ」に援用できる点で、良いタイミングだった。
  • 「Gのレコンギスタ」は違和感で出来ている-富野由悠季のレコンキスタ

    「Gのレコンギスタ」9話を視聴。 今回は「違和感」をキーワードに語ってみたい。 富野作品では、画面もしくは音響面においてあえて違和感を置くことで、 物語を停滞させないような工夫が施されている。 私がこの事を強く感じたのは、8話のマスク大尉ことルインとマニィの会話。 お互いがお互いの事を知りながら、あえて知らないフリをしつつ会話するシーン。 ただ素性を隠しているからこそ、マスク大尉は音も言える。 二人の仲の良さを違う形で表現した格好だ。 こういう「劇」を見せるのが、富野作品の醍醐味の一つだと思う。 今までのGレコの中でも屈指のシーンかもしれない。 しかし逆にいえばこうしたシーンはわざとらしいとも感じられるし そこには「違和感」があるという見方もできると思う。 ただこうした違和感を感じさせるような、 キャラ同士の掛け合い、物語の進行、もしくは画面上・音響上を あえて仕掛けることで作品を停滞さ

    「Gのレコンギスタ」は違和感で出来ている-富野由悠季のレコンキスタ
    ohagi23
    ohagi23 2014/11/22
    富野演出の真髄はあえて画面や音響に違和感を仕掛けることで、物語や映像面の停滞を防ぎ、盛り上げることにある。
  • 第2回 富野監督作品オンリー トミケットレポート

    東京の大塚にある林野会館で開催された 第2回富野監督作品オンリーイベント「トミケット」に行ってきた。 私が会場に訪れたのは、12時前。 プラモの展示、アニメックなど富野関係の資料が当たり前のように置いてあるサークルさん。 富野作品の同人誌の数々。 会場に入った途端、アットホームな熱気が感じられ、 オンリーイベントの良さを改めて感じさせられた。 会場にはプロの佐藤元さんや今木商事さんのサークルもあり、 アディゴ隊というサークルで出されていたイデオンでは、 時田貴史さんやイラストレーターの吉田明彦さんが寄稿されていた。 お目当て自体は、あでのいさんのトミケット勉強会だったが、 それとは別に12時ちょっと過ぎにサプライズが訪れた。 湖川友謙さんがイベントにやって来たのだ。 ダイターン3・イデオン・ザブングル・ダンバイン・エルガイムで 80年代の富野作品を支えた、あの湖川友謙さんが。 私は会場の

    第2回 富野監督作品オンリー トミケットレポート
    ohagi23
    ohagi23 2014/11/03
    精力的にファンにサインを行う湖川さんにサービス精神の旺盛さを感じた。
  • 失われた何か 「Gのレコンギスタ」5話の画面作りの面白さ-シリアスとユーモアの混在

    はじめに 「Gのレコンギスタ」5話を視聴。 作ではGセルフを巡り、 キャピタルアーミィと宇宙海賊(実質はアメリア軍)が争っている。 キャピタルアーミィ側はベルリ・ゼナム達の救出を口実に 新しいMSを次々に投入させて、クンパ大佐は力を得ようとしている。 宇宙海賊はキャピタルタワーの占領と、宇宙への進出が目的のようだ。 スコード教への疑問もあるようだ。 こうした不安定な情勢下の世界。 カーヒル大尉を始め、前回4話のデレンセン大尉が 自分の部下を7人死なせた事を悔やむ描写を含め、お互いに戦争をやっている。 作のベースにあるのは、人が死ぬシリアスでハードな世界観である。 しかしシリアスでハードな世界観ながら、作はそれだけではない柔らかさがある。 それはキャラクター達が生きること、自分の信念に前向きに生きていること。 例えるなら、EDの「Gの閃光」の歌詞のように、みんな生きている。 次に編中

    失われた何か 「Gのレコンギスタ」5話の画面作りの面白さ-シリアスとユーモアの混在
    ohagi23
    ohagi23 2014/10/25
    Gレコはシリアスとユーモアが同居し、両者の相互作用で作風が成立している。
  • 「Gのレコンギスタ」4話の繋がらない富野流会話劇の意味

    「Gのレコンギスタ」4話。 アイーダに連れられて、ベルリ・ノレド・ラライアが宇宙海賊の元へ。 一方キャピタル・アーミィはデレンセン大尉のカットシー部隊を使い、 宇宙海賊を叩く魂胆だが、ベルリはカーヒル大尉の件で アイーダに貸しがあると感じ、戦いを止めようとGセルフに乗る展開。 カットシー乱舞というタイトル通り、 カットシーとGセルフの戦いが小気味よく描かれていた。 さて今回はGレコの会話劇について、4話を例に語ってみたい。 まず富野監督の作品は、Gレコもキャラ同士の会話が噛み合わないと指摘されている。 しかし他にも動作にしてもキャラクターがどこかに飛び移ろうとして失敗しそうになる、 もしくはストーリーの進行上を見ても、何かを行おうとしても進まないなど、 富野作品は世界観・キャラの会話や動作も含め「うまくいかない」価値観で通底される。 これが前提としてある。「ディスコミュニケーション」的であ

    「Gのレコンギスタ」4話の繋がらない富野流会話劇の意味
    ohagi23
    ohagi23 2014/10/19
    繋がらない会話劇は、繋がった時に起こる奇跡のためにある。
  • Gのレコンギスタの「クンタラ」の使い方にみる、富野由悠季の本気の作劇

    「クンタラ」とは、富野さんの造語ですが、この世界で差別されている人々です。宇宙世紀の後半、戦争でかなり疲弊した状態に陥り、経済的にも支配されて“肉”になっていた人たちです。 ルイン、ノレド、マニィはその末裔です。現代の経済も、貧困層が富裕層い物にされている状態だというのを象徴しています。 (出典:月刊アニメージュ10月号 小松尚弘インタビュー) 「クンタラ」。宇宙世紀末期に肉の対象とされていた人々。なんとも重い設定だ。 もしかすると、今後の地球規模の大騒乱が勃発した場合、 この「クンタラ」みたいに扱われる人々が出てくることも考えて設定されたのかもしれない。 しかしこの「クンタラ」の説明は編中では全く行われないようだ。 富野由悠季監督もこの「クンタラ」の説明はしないと明言している。 ではなぜ説明をしないのか。 下調べをすればわかるが、しない人もいるだろうから 説明をした方がわかりや

    Gのレコンギスタの「クンタラ」の使い方にみる、富野由悠季の本気の作劇
    ohagi23
    ohagi23 2014/10/16
    富野監督は相手に何かを本気に伝えようとしている方だと作品から感じる
  • 富野由悠季監督作品のオススメ各話を10本選ぶ

    富野由悠季監督作品からおすすめしたい挿話を、各話単位で10選出した。 1作品から1までの選出という縛りで、 富野監督がクレジットされている挿話(斧谷稔名義含む)に絞って選出した。 ①海のトリトン 27話「大西洋 陽はまた昇る」 <脚:松岡清治 絵コンテ:斧谷稔 演出:富野喜幸> 衝撃的なラストは、知っていても驚く展開。 富野監督の作家性が格的に開花した挿話という位置づけ。 ②無敵超人ザンボット3 17話「星が輝く時」 <脚:荒木芳久 絵コンテ:斧谷稔 演出:行田進・菊池一仁> 勝平の友人、浜を通して人間爆弾の恐ろしさを描いた傑作回。 自分の作品を褒めることが少ない、富野監督が好きな回でもある。 ③無敵鋼人ダイターン3 13話「前も後もメガ・ボーグ」 <脚:楯屋昇 絵コンテ:斧谷稔 演出:斧谷稔 作画監督:井草明夫> 富野監督が井草明夫というペンネームで作画監督まで手がけた珍し

    富野由悠季監督作品のオススメ各話を10本選ぶ
    ohagi23
    ohagi23 2014/10/13
    手がけた話数が膨大だが、絞り込むのは大変だった。
  • 「Gのレコンギスタ 3話」の排泄描写の意味-日常と非日常の接続

    ガンダム Gのレコンギスタ」3話を視聴。 クリム・ニックが襲撃した混乱に乗じ、Gセルフに乗ったアイーダに連れられて、 海賊の元へ行くことになったベルリとノレド。 世界の中心たるキャピタルの外に出たことで、 ベルリが今後世界の真実を知ることになる予兆を感じさせた展開。 3話は海賊部隊の才気あふれる若きパイロットである クリム・ニックの3枚目的な立ち振る舞いが面白かった。 また幾度となく描写される動物の描写は、 りギルドセンチュリーは自然が回復している世界という予感と 動物達のコミカルな仕草は、手塚治虫・虫プロ的な系譜を感じさせた。 日常と非日常をつなげるモビルスーツ内での排泄描写 さてGレコ3話では、クリム・ニックにも関わる見逃せない描写がある。 それはモビルスーツ内で起こる排泄描写である。 モビルスーツの操縦席が、そのままトイレにもなっている。 初めてガンダムのモビルスーツの操縦席にトイ

    「Gのレコンギスタ 3話」の排泄描写の意味-日常と非日常の接続
    ohagi23
    ohagi23 2014/10/11
    MSにトイレがある設定は、キャラクターの日常的描写を非日常空間のモビルスーツ内で表現可能にした画期的手法
  • 富野由悠季監督は大器晩成型である-「ガンダム Gのレコンギスタ」

    ガンダム Gのレコンギスタ」の1話から3話までの先行上映を見た。 結論からいうと、富野由悠季監督はまだまだパワーアップしている印象。 齢72歳にしてこの境地。老いてますます盛んな黄忠のようである。 そんな想いもあって、次のようなツイートをした。 富野監督はTVアニメの鉄腕アトム以降50年間アニメ業界の一線にいるが、Gレコを見た限りまだキャリアの折り返し地点であるかのような元気さを見せているので、あと50年は面白いアニメを作り続けられると思うぐらいGレコは凄い。 — おはぎ (@ohagi23) 2014, 8月 24 富野監督は大器晩成型であるとGレコを見て感じたので、120才の富野監督が手掛ける脚やコンテを期待したくなった。 — おはぎ (@ohagi23) 2014, 8月 24 ますます富野監督はコンテを切って、新作を作ってほしい。 編について さて、監督の話題からは外れて

    富野由悠季監督は大器晩成型である-「ガンダム Gのレコンギスタ」
    ohagi23
    ohagi23 2014/08/25
    72歳においても未だに成長し続ける富野由悠季。元気のGだ!
  • スタッフの人選から見た 富野由悠季最新作「ガンダム Gのレコンギスタ」

    はじめに 富野由悠季監督の新作「ガンダム Gのレコンギスタ」が正式に発表された。 「ガンダム Gのレコンギスタ」公式サイト 仕事で気持ちが滅入っていたが、家に帰ってこの報を知り、 疲れが吹っ飛んでしまうぐらい、テンションがあがっている。 スタッフの人選について 発表されたスタッフを見てみると、 総監督:富野由悠季 キャラクターデザイン:吉田健一 メカデザイン:安田朗 形部一平 山根公利 デザインワークス:コヤマシゲト、西村キヌ、剛田チーズ 内田パブロ 沙倉拓実、倉島亜由美 色彩設計:水田信子 美術:岡田有章 音楽:菅野祐悟 以上の通り。 キャラクターデザインの吉田健一さん、 メカデザインの安田朗さん、山根公利さん、 デザインワークスの沙倉拓実さん、西村キヌさんなど 主に「キングゲイナー」で参加したスタッフが多く揃えた感じだ。 一方で美術が岡田有章さんだったのは驚いた。 富野作品の美術監督は

    スタッフの人選から見た 富野由悠季最新作「ガンダム Gのレコンギスタ」
    ohagi23
    ohagi23 2014/03/21
    富野監督の最新作が見られる。これ以上に幸せなことはない
  • アニメ監督の制作現場の作り方-富野由悠季・宮崎駿・押井守

    はじめに アニメの監督の仕事とは何か。 まず視聴者なりに、アニメ監督の仕事内容をざっと挙げてみるとしてみると 読み(脚の打ち合わせ)、各話のコンテチェック、各話演出担当との打ち合わせ アフレコ立会、編集などなど、仕事の内容は多岐にわたるのはなんとなくイメージできる。 こうした具体的な業務以外にも、監督の仕事はあるのではないか。 それは「制作現場の環境作り」である。 この事を気づかせてくれたのは、「栄光の80年代ロボットアニメ」にある 河原よしえさんが書かれた「80年代ロボットアニメ監督たちの素顔」という記事だった。 ※栄光の80年代ロボットアニメ (タツミムック) 河原よしえさんは1975年にサンライズに入社し、製作現場の各作業補佐及び広報素材整理、 その後は設定や広報、脚などを手がけたキャリアを持ち、 1980年代のサンライズの現場を間近で見てきた方だ。 この記事で河原さんは、富野

    アニメ監督の制作現場の作り方-富野由悠季・宮崎駿・押井守