215系電車(215けいでんしゃ)は、かつて東日本旅客鉄道(JR東日本)が保有していた直流近郊形電車。1992年(平成4年)から1993年(平成5年)にかけて10両編成4本(40両)が製造された。 増加する東海道線の遠距離通勤に対応し、着席サービスと並行する貨物線を活用した速達サービスを提供するためのライナー列車「湘南ライナー」・「湘南新宿ライナー(→おはようライナー新宿・ホームライナー小田原)」で運用されることを目的として開発された。両先頭車を除く全車が2階建車両で、普通車1両の座席定員は最大で120名、1編成で1010名である。 デザインは剣持デザイン研究所が担当した[3]。1992年にグッドデザイン賞を受賞した[4]。 211系(サロ212形・サロ213形)や113系(サロ124形・サロ125形)、415系クハ415-1901を元に設計されたオールステンレス車体で、前頭部は普通鋼製と