NECと松下電器産業の携帯電話会社「パナソニックモバイルコミュニケーションズ」が、折半出資する携帯電話ソフトウエア開発会社「エスティーモ」を10月をめどに清算することが7日、分かった。 グーグルなどが無償基本ソフト(OS)に参入し、携帯ソフトの無償・共通化が進み、2社独自で開発協力する必要性が薄れたと判断した。 両社は06年、無償OS「リナックス」をベースにして、OSまわりのソフトを共同開発するエスティーモと、通信制御の技術基盤を扱う「アドコアテック」の2社を設立した。 解消するエスティーモは最大時に約150人の従業員を抱えた。グーグルの無償OS「アンドロイド」の登場や、ノキア傘下のソフト会社「シンビアン」によるOS無償公開など、設立当初の状況からソフト開発をめぐる事情が大きく変化。最近は20〜30人に人員が減っていた。 松下とNECは、NTTドコモ、モトローラなどで作るOS開発の