タグ

ブックマーク / p-shirokuma.hatenadiary.com (12)

  • 私が不登校から精神科医になるまで - シロクマの屑籠

    今でこそ私は、精神科医という、他人の社会適応やメンタルヘルスを気にする仕事に就いているが、かつては自分自身の社会適応やメンタルヘルスにこそ問題があり、学校生活から落伍していた。いや、当は今でも自分自身の社会適応に問題はあるだろうし、だからこそ人間の社会適応を学び、実践することに拘っているのだろう。 1.私はもともと古い地域社会の出身で、そのコミュニティのなかでは概ね上手くやっていた。私は我の強い、そのくせコミュニケーションの機敏に疎い子どもだったと思う。しかし地域の年長者達はそんな私の取り扱い方をよく心得ていて、私のほうも彼らを慕っていたので、コミュニケーションに困ったことはあまり無かったと思う。私は小学校に行くのを楽しみにしているような子どもだった。 しかし幸せは長く続かなかった。中学校に入り、地域社会の外側の生徒にまみえるようになると、私は年長者の保護を失った。“よく知らない同級生と

    私が不登校から精神科医になるまで - シロクマの屑籠
    ohkaamagi
    ohkaamagi 2016/06/10
  • 地方オタクの歳の取り方と、首都圏の人脈について - シロクマの屑籠

    以下に書き散らす内容は、私自身が実際に観てきたものと、他の地方在住オタクな人達から聞いた話をもとにした、ひとつの推測とあらかじめ断っておく。 90年代のある時期、それこそウィンドウズやインターネットが地方の学生オタクにも手の届くものになった頃ぐらいから、地方でオタクをやるのは難しくなくなった、とされている。少なくとも、首都圏で“おたくエリート”が頑張っていた頃よりは、そうだろう。コンテンツに手が届きやすくなったし、マスボリュームが大きくなって友達も探しやすくなった。漫画やアニメやゲーム好きの多く集まる学校に進んだ高校生なら、同好の士をある程度は見つけられたに違いない。 問題はここから。 じゃあ、地方でアニメやゲームをいつまでも愛好し続けるのも同じぐらい簡単か、となると、これが結構難しいようにみえる。オタクオタクでい続けるための難易度・しんどさは、首都圏と地方県庁所在地、中小の地方都市や過

    地方オタクの歳の取り方と、首都圏の人脈について - シロクマの屑籠
    ohkaamagi
    ohkaamagi 2016/06/10
    地方は早婚傾向があるし、独身者コミュニティが変容しやすいのかもしれない
  • 地元のオタクショップで『月姫』『東方』を手に入れていた頃 - シロクマの屑籠

    togetter.com リンク先は面白いが、解きほぐすとキリのない話だ。ライトノベルやエロゲ―の歴史的経緯に興味のある人は、読んでみても良いかもしれない。 それはそうとして、文中に「同人ゲームを秋葉原で買った/地方では入手が困難だった」というくだりがあった。 たぶん、ここでいう「地方」にはピンからキリまで含まれるだろうから、地方オタクが『月姫』や『東方』を手に入れる経緯もさまざまだろう。 ただ、昔の出来事は書き残しておかなければ忘れ去られていくだけだ。リンク先を読み、私は自分自身の経験談を書き残しておきたくなったので、以下、ツラツラ書いてみる。 1.私が『月姫』を手に入れようと決意したのは2001年の夏頃だったと思う。夏だとわかるのは、2001年8月発売の『君が望む永遠』よりも先に『月姫』を遊んだと覚えているからだ。私は『君が望む永遠』と『Air』の合間の時期に『月姫』に出会った。 『月

    地元のオタクショップで『月姫』『東方』を手に入れていた頃 - シロクマの屑籠
    ohkaamagi
    ohkaamagi 2016/06/10
    オタクコンテンツの一極集中はある意味インターネットによるモノかもしれない
  • オタクが歳を取らないなんて大嘘だった - シロクマの屑籠

    かつて、オタクという趣味生活、とりわけ90年代以降にマスボリュームが大きくなった後のアニメ趣味ゲーム趣味については「いつまでも幼児性に留まっている」「終わりなき夏休みだ」などといった話があれこれ言われていた。けれども、今になってみればとんでもない嘘だった。四十歳になっても幼児向けアニメに目を輝かしていられるのは、一部のストイックな愛好家とプロ~セミプロのクリエイターだけで、オタキングこと岡田斗司志夫さんや『動物化するポストモダン』の著者・東浩紀さんといったオタク界の統領のような諸先輩でさえ、最前線からは退いている。 オタクオタクでなくなっていくのは絶望では無い。むしろ希望だ。いつまでも学生服的世界観や生徒会的世界観をタイムリーに感じられる感性は、希少だが異常でもある。自分自身のエイジングに合わせて感性が変わっていくこと、オタクというライフスタイルに固執せずに生きていく事は、大多数にとっ

    オタクが歳を取らないなんて大嘘だった - シロクマの屑籠
    ohkaamagi
    ohkaamagi 2016/04/11
    追うのもきつくなってくるし、後は生活環境が変化してそれどころでなくなる可能性もあるかな。
  • 「社会に通用する奴」は多様化しなかった - シロクマの屑籠

    「そんなんで、社会で通用すると思っているのか!」 通勤途中、ガソリンスタンドなどで朝礼をやっているのを見かけるたび、私はこの言葉を思い出す。滑舌の良い声で社訓らしきものを読み上げる二十代の社員達。営業時間にはキビキビと動き、表情も明るく、「ありがとうございましたー!」という声も淀みない。 就活スーツを着た大学生達も「そんなんで、社会で通用すると思っているのか!」を思い出させる。皆、同じような恰好をして、茶髪で就活する者など滅多にいない。20世紀の終わり頃、就職氷河期が叫ばれていた頃の大学生達は、あんなに均一な恰好だったろうか? 金髪、茶髪、(男性の)長髪、いろいろあったではなかったか? 今では「そういう格好では就活では通用しない」と周知されている、ということなんだろうか? よく、「日社会は価値観が多様化した」と言われる。私生活や家族構成は多様化したし、好きな漫画や視聴している番組といった

    「社会に通用する奴」は多様化しなかった - シロクマの屑籠
    ohkaamagi
    ohkaamagi 2016/04/11
    日本には「世間様」という視点がみんなに植え付けられているという話を大学時代の社会学の授業で聴いてなるほどと思った件。
  • 「真面目系クズ」と依存性 - シロクマの屑籠

    「真面目系クズ」というのを知った 完全に俺のことでワロタwww : 妹はVIPPER リンク先には、比較的新しいネットスラングと思われる「真面目系クズ」について意見が集まっている。私の知る限り、この単語は1〜2年前ぐらいから時々見かけたような気がするが、「非モテ」「非コミュ」に比べればずっと歴史が浅い。 さて、真面目系クズとはどういうネットスラングだろうか。ニコニコ大百科には、原典にあたる人物の発言を引用しながら、 ・非リア充であり、DQNのような明るさはない ・資格や勉学に打ち込んでいるとアピールし、それを就職から逃げる理由にする ・かといって気で打ち込んでいるわけではなく、他に勉強している者からすれば明らかにボロが出るレベル ・それでも自分は努力しているとアピールし、大言壮語を吐く。 努力しているけど要領の悪い者、自分がクズだと自覚している者とは明らかに異なるのである。現実から目を逸

    「真面目系クズ」と依存性 - シロクマの屑籠
    ohkaamagi
    ohkaamagi 2016/04/11
    自己決定を怖がる理由があるのに、それをどう考えるのか。
  • “クレクレ婚活”なんてやめちまえ - シロクマの屑籠

    婚活”という言葉が出回るようになって随分経ったけど、頑張っているのに縁談にはいっこうに結びつかない人が後を絶たないようだ。そうこうしているうちに、遂にこんなネタ商品まで出てくるようになってしまった。 http://nylongirls.jp/topics/2009/12/kyosei2.html婚活”、ここにきわまれり。この商品、表面的にはネタのようにみえるが、ネタという名のもとに水面下の駆け引きが激化しそうな、業の深い商品といわざるを得ない。 ところで、“婚活”がうまくいかない男女にはうまくいかないなりの理由や原因が必ずあるわけだが、数ある原因のひとつとして「世話してもらいたい」「幸せにして貰いたい」ばかりが過剰に先行してしまっているケースがある。 当はすごく受身な人達の、“クレクレ婚活” なんのために“婚活”するのか?そりゃあもちろん、自分自身のためだろう。そのためにコミュニケ

    “クレクレ婚活”なんてやめちまえ - シロクマの屑籠
    ohkaamagi
    ohkaamagi 2013/01/12
    give and takeがうまくいかないとこうなってしまうんじゃな…
  • オタク趣味を捨てずに結婚する方法の模索 - シロクマの屑籠

    http://guideline.livedoor.biz/archives/50671854.html 結婚しようとしているオタク趣味愛好家の人にとって、これは大きな課題と言わざるを得ない。結婚したはいいけれど、嫁さんに合わせてエロゲーもフィギュアも全部捨てて無趣味になってしまった、となれば結婚生活は砂漠のようになってしまいかねない。子育てに手間暇と金がかかる事を思えば、趣味のある程度の後退は致し方ないだろうけど、“嫁さんの趣味”なるものによって自分が愛好しているモノを刈り込まれるのはやりきれない。まして自分自身の趣味に占めるオタ趣味の割合が大きな人の場合、趣味を刈り込まれたら何も残らなくなってしまって、禿げ山のような男になってしまうだろう(そして、そんな男に嫁さんはうんざりするし、あなた自身もうんざりしてしまう!)。 いい加減結婚年齢にさしかかりつつある俺個人にとっても、「どうやって結

    オタク趣味を捨てずに結婚する方法の模索 - シロクマの屑籠
    ohkaamagi
    ohkaamagi 2013/01/12
  • 素人が増えただけで仕事を失うプロなんて、淘汰されるしかあるまい - シロクマの屑籠

    ネットによって文章を書くようになった人たちは消費者でもなくクリエイターでもなかった - Togetterまとめ 上記のまとめを読んでいると、なんとなく、「うんうん、その通りだね。プロの社会的価値を下落させる何者かを、“あるべき顧客の姿”に戻さないといけないね」と頷きたくなる。しかし少し真面目に考えてみれば、他業種・他分野では到底通用しない考え方だと気づかざるを得ない。 他業種・他分野では、“プロの社会的価値を下落させ、顧客を喪失させる何か”の実例はいくらでもある。 例えばマイカーの普及は、馬車の御者や人力車といったプロの仕事を奪い、後にはローカル鉄道や路線バスの採算性をも破綻させた。人々が欲しかったのは、馬車でも人力車でもなく「素早く目的地に到達すること」だった。だから「素早く目的地に到達すること」がマイカーで達成されるようになれば、馬車や人力車やローカル鉄道にお金を払いたいとは誰も思わな

    素人が増えただけで仕事を失うプロなんて、淘汰されるしかあるまい - シロクマの屑籠
    ohkaamagi
    ohkaamagi 2012/09/10
    コンテンツの需要と供給も関係するかな。自分たちで自給自足できれば、タダの物々交換で住むような価値しかなくなる。お金が絡まなくなる。
  • 現実女性に「萌える」という残酷 - シロクマの屑籠(汎適所属)

    http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1294494.html “美しい黒髪”といえば大和撫子。大和撫子といえば清楚で大人しそうなイメージ…といった具合に、女性の黒髪をスタート地点にして、ご都合主義の想像力を膨らませるのはそんなに難しいことではない。控えめな態度の妙齢黒髪女性を見かけた場合などは、とりわけそうだろう。 もちろん、黒髪女性の内実が、大和撫子と呼ぶに相応しいかどうかは分からないし、黒髪女性が大和撫子をやらなければならないというルールはどこにも無い。けれどもある種の男性は、そうやって自分の願望や想像力を黒髪女性に投影して、「よさげだなぁゲヘゲヘ」と想像力を膨らませずにはいられない。眼前の女性の内実とは無関係に「黒髪→大人しそう→おいしそう→俺でもモノにしやすそう」という想像力だけを連鎖させ、妄想的な願望を抱いたり、頭のなかで「架空のデー

    現実女性に「萌える」という残酷 - シロクマの屑籠(汎適所属)
    ohkaamagi
    ohkaamagi 2009/08/22
  • 夫婦関係や男女関係をこじらせない鍵について - シロクマの屑籠

    とある夫婦の離婚序章 男女平等を家庭に持ちこむのはやめにしないか - 狐の王国 性差による分業→家庭内の効率分業の次は、家庭外へのアウトソースかなとか - よそ行きの妄想 夫婦の役割分担の話が“はてな界隈”で盛り上がっていたらしい。 で、盛り上がっている方向は、どちらかといえば、社会を論じる方向になっているようにみえる。“はてな”らしい展開だ。 さて、家庭と家事の話になると、僕は「社会かくあるべし」よりも、「我が家がうまくやっていくにはどうすれば良いのか」のほうに想像力が向きがちだ。他人の家なんて二の次。まずは自分自身の夫婦内適応を盤石をしたい、と僕などは思う。 我が家は現在、料理の多くは僕が担当し、掃除や洗濯は嫁さんが担当するような形をとっている。僕も嫁さんも、これで殆ど不満は無いけれど、今後、どちらかの忙しさが増してくれば、比率が変わってくるだろう。幸い、お互いが今どういう状態なのかを

    夫婦関係や男女関係をこじらせない鍵について - シロクマの屑籠
    ohkaamagi
    ohkaamagi 2009/01/18
  • 誰の執着がサークルをクラッシュさせるのか - シロクマの屑籠

    http://d.hatena.ne.jp/y_arim/20080415/1208224000 春ですね。サークルクラッシュの季節がやってきました。女性慣れしていない男性の場合、サークルの女性に屈託なく接して貰えると、それだけで舞い上がってしまい、勘違いして後で大変なことになってしまうことがあります。とりわけ、普段は異性願望やセックス願望を強く抑圧しまくっている男性の場合は、抑圧されていたリビドーのために判断力が侵されやすいように見受けられます。そして「ボクにもしかしたら気があるのかなぁ(気があるのは、アンタですよ!)」という男性が複数人になり、女性を巡ってサークル内で牽制しあったり、女性の“姫”化が進んでしまえば、サークルはクラッシュに向かって一直線です。異性を巡っての衝突と反目の後には、崩壊したコミュニティと徒労感、そして怨みつらみだけが残されるでしょう。 ところで、サークルクラッシ

    誰の執着がサークルをクラッシュさせるのか - シロクマの屑籠
    ohkaamagi
    ohkaamagi 2008/06/28
  • 1