国土交通省は22日、タカタ製エアバッグを搭載したホンダ車が今月13日、解体される際、運転席のエアバッグの異常破裂を起こしていたと明らかにした。 国内で助手席用では数件の報告があるが、運転席用の異常破裂が発覚するのは初めて。 ホンダによると、異常破裂があったのは、2005年製の「フィット」。廃車となり、新潟県内の解体工場でエアバッグを人為的に作動させたところ、エアバッグ内部の金属部品がバッグを突き破って飛び散り、運転席の天井に当たるなどしたという。けが人はなかった。助手席側のエアバッグは正常に開いたという。 05年製のフィットについてホンダは、今月14日にリコールを届け出ていた。同社は「詳しい調査を進めている」としている。