「量が質に転化する。若いうちは寝る間も惜しんで働け。」 日本中のおじさんが口にしていたこの言葉、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。 ある意味では真理だと思いますが、この言葉を字面のまま鵜呑みにしてもいいのでしょうか。 こんにちは、LayerXの櫻井です。40歳という世の中でいうおじさんです。 バクラクビジネスカードを業務効率化クラウドサービス「バクラク」の中核プロダクトにしたいです。 私も数年前は毎月300時間以上働いていた時期があります。深夜タクシーで帰宅して、数時間だけ寝てまたオフィスに戻るという生活。でも、この300時間という量が何かの質に転化したかというと、その実感はありません。 得られたのは、「自分はどこまで行ったら限界か」みたいな身体的なラインと、「あの頃に比べればまだマシだ」と思える気持ちの余裕くらいで、スキルや視座、判断力といった意味での成長は、それほどなかったよ
