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ブックマーク / kinonoki.com (13)

  • 第2回 宇宙は無重力という誤解 | キノノキ - kinonoki

    第2回 宇宙は無重力という誤解 2015.01.29 更新 前回、私は風船を使った宇宙開発をしていると書きました。「宇宙は無重力なのに、装置はどうして戻ってくるの?」とよく問いかけられますので、今回は宇宙と重力のお話をしたいと思います。 テレビニュースなどで映し出されるISS国際宇宙ステーションからの映像では、人がふんわり浮いていますよね。誰もが知っている映像ですので、一度は見たことがあるのではないでしょうか。このような映像を幾度となく見ていると、宇宙=無重力が当然の真実であるととらえてしまうものです。 実はこれ、大きな誤解なんです。「そんなバカな!」と思われるかもしれません。しかし、宇宙は無重力ではないんです。「無重力でないのなら、重力があるの?」。はい、その通りです。宇宙には重力があります。 特殊なひっかけ話ではありません。宇宙はどこでも重力があるのです。私達の知っている宇宙の常識とだ

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    okadaic 2019/02/11
  • カレー沢先生、DB(ドスケベブック)の隠し方を教えてください! | キノノキ - kinonoki

    カレー沢先生、DB(ドスケベブック)の隠し方を教えてください! 2018.05.11 更新 中学1年生と小学4年生の息子がいるのですが、最近DB(ドスケベブック)の隠し場所に困っています。もちろんBLです。 一見ただのおもしろクエスチョンに見えますが、これはとても重要な話です。 私もこのお悩みを見て、強い衝撃を受け、そして猛省をいたしました。 何故なら「DB(ドスケベブック)を家族に発見される」と聞いたら、多くの人間が「思春期の息子が隠したエロをお母さんが発見する」という構図を想像するでしょう。 少なくとも私はそうでした。 ここで、娘を想像する人は息子よりは少数派でしょうし、まして「お母さんのDBを息子が発見する」というのを瞬時に想像するのは、息子にDBを発見されたことがあるお母さん以外いないのでは、とさえ思えます。 しかし、それこそが、ジェンダーによる偏見、何より「お母さんと言えど、一

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    okadaic 2018/05/15
    名文ですね。
  • 最終回 多言語都市の蕎麦湯の深淵 | キノノキ - kinonoki

    最終回 多言語都市の蕎麦湯の深淵 2018.02.23 更新 「ニューヨークシティでは、800万人の人口が、800の言語を話す」……そんな観光宣伝文を目にしたことがある。咄嗟に規模が摑みづらいが、「やおよろず」や「7の70倍」といった常套句にも通じる「countless」な雰囲気だけは伝わってくる。たしかにここは、世界有数の多言語都市だろう。 日に住む知人たちから「英語だらけの環境、もう慣れた?」と尋ねられ、質問の意図はわかるけれど、一瞬、言葉に詰まってしまう。二年半住んだこの街は、あながち「英語だらけ」でもない。地下鉄の中で、喫茶店の席で、試着室の前で、居合わせた赤の他人の会話にじーっと耳を傾けていても、最後まで知っている単語が一つも出てこなかった、なんてことはしょっちゅうである。 今日もまたノーヒントだった、何語か皆目わからなかったなぁ、と首を傾げて表に出れば、通りの名前や交通標識、

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    okadaic 2018/02/23
    「天国飯と地獄耳」いよいよ最終回です「蕎麦こう」よ永遠なれ……! ウェブでは読めない雑誌掲載分(=東京編)も含めて単行本書籍化されます! どうぞよろしく! #天国飯と地獄耳
  • 第11回 お代は見てのお帰り、か? | キノノキ - kinonoki

    okadaic
    okadaic 2018/01/26
    「天国飯と地獄耳」更新されました! 日本とは違うニューヨークにおけるナンパ師の話、『ハジの多い人生』にも書きましたね。
  • 第10回 本音と建前とルールとマナー | キノノキ - kinonoki

    第10回 音と建前とルールとマナー 2017.12.28 更新 JFK空港のラウンジで出発前にのんびりカレーライスをべていたら、一足先に階下の搭乗口へ降りていく日人客の会話が聞こえてきた。 「あれー、エスカレーター、上りだけでしたーッ!? ごめんなさい、大変失礼しましたッ!!」と、今にも切腹しそうな勢いで詫びているスーツのビジネスマン。得意先か上司か、先を歩く年配の男が機内持込用のキャリーカートを引いて階段を下りようとしていた。慌てて追いかけて代わりに荷物を運ぼうとするその部下を、お偉いさんは煩わしそうに手で払っている。 「謝ることかよ、バーカ!」と言いかけて、慌てて口を噤んだ。英語圏で暮らしていると、周囲に聞かれっこないだろうと思って、つい日語の独り言が大きくなりがちである。目上の相手の荷物運びへの気遣いは、ないよりはあったほうがよい。とはいえ、階段しかない場所で階段を使わせるこ

    第10回 本音と建前とルールとマナー | キノノキ - kinonoki
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    okadaic 2017/12/28
    『天国飯と地獄耳』更新されました! 楽しい話を選んで盗み聞きするのは難しいよね、という話。または、聞こえた話をどう書くか、という話。
  • 第9回 紺碧海岸のレッドソックス | キノノキ - kinonoki

    第9回 紺碧海岸のレッドソックス 2017.11.30 更新 友人結婚式に参列するため、遅めの夏休みを取ってニースへ行った。初めての南仏だ。普段住んでいるマンハッタンとはまるで違う清浄な空気と、暑すぎない穏やかな気候、どこまでも高い空に白い雲。空港前で「いい天気!」と感激していたら、タクシーの運転手から「コートダジュールは初めてだろう? 真夏はこんなものじゃない、今日は曇り空のうちだよ」と鼻で笑われた。 どの店に入っても「Français? Anglais?」と訊かれ、先方が言語を切り替えてくれる。対外コミュニケーションは英語、身内で話すときは御国言葉、そんな外国人観光客たちで溢れかえっているリゾート地である。中国語を操る団体客は、身振り手振りをまじえてひっきりなしに喋り、ああ、おみやげをどこで買うか揉めているのね、と内容が筒抜けだ。すぐ近くで国境を接しているから、フランス語かなと思って

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    okadaic 2017/12/01
    飲食店で隣の会話に聞き耳を立てるキノノキ連載「天国飯と地獄耳」更新されています! フランス語はわかりませんが、南仏ニースのお話。
  • 第8回 ババアはどこへ消えた? | キノノキ - kinonoki

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    okadaic 2017/10/30
    とっくに先週なんですけれども『天国飯と地獄耳』最新回が公開されております! よろしく! ちなみに「Hearth」よりも「Zadie's Oyster Room」がおすすめ。
  • 第7回 頑張れ、日式ラーメン屋! | キノノキ - kinonoki

    第7回 頑張れ、日式ラーメン屋! 2017.09.28 更新 渡米してまだ間もない頃のこと。近所のとんこつラーメン店「Minca」で会計のお釣りを受け取った際、きれいな日語で「お口に合いましたか!」と訊かれて驚いた。美味しかったです、と感想を伝えると、「私、クマモト住んでた! 修行した! がんばった!」と店員が胸を張る。ここは若者で賑わう市内屈指のとんこつラーメン店。日人がべに来たということで、満足度調査の対象となったのだろう。 別のある日はロウアーイーストサイド「Yokoya」店内の壁画を眺めていたら、「この絵はヨコハマです! ここが海です! トーキョーとは違う風景ですね、なぜならうちはヨコハマ・スタイル・ラーメンですから!」とドヤ顔で説明を受けた。「あっはい、この観覧車、みなとみらいですよね……」と応じたら「ヨコ、ハマ、です!」とのお返事。あっはい。すっかり気圧されて「他とどう違

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    okadaic 2017/09/28
    よろしくお願いします。「じっくり話がしたいなら、蕎麦とか鰻とかすぐ食べ終わる店は避けろ」てのが日本人感覚ですが、NYではラーメン屋で話が弾み……? というエピソード。
  • 第6回 世界一おひとりさまに優しい街 | キノノキ - kinonoki

    第6回 世界一おひとりさまに優しい街 2017.08.30 更新 ごはんをべながらおしゃべりするのは楽しいもので、飲店はいつも客の声で賑わっている。ざわつく店内で目にしたもの、漏れ聞こえた単語から、時として奇妙なシンクロニシティが生まれ、離れた場所でよく似た会話が連鎖的に発生することもある。「もらいあくび」ならぬ「もらい会話」のような現象だ。 ブライアントパーク近くのベーカリーカフェ「メゾンカイザー」で昼を摂っていたある日、右隣と左隣の客が、ほぼ同時に日の話を始めた。右隣の女子三人組が癖の強い英語海外旅行体験を語り、「バンコクもよかったけど、一番お気に入りは、やっぱり日かな」と言う。左隣の中年男性はパンをちぎりながら向かいの恋人に「そういえば君、しばらく日勤務だったよね?」と訊く。 すぐ横の席に日人の私が座ったことと無関係ではないだろう。二組がふと同じ国のことを連想し、間に

    第6回 世界一おひとりさまに優しい街 | キノノキ - kinonoki
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    okadaic 2017/08/30
    「天国飯と地獄耳」更新されました! 自由の国アメリカで不自由なもの、それが、おひとりさま外食。東京の写真、飲み散らかしてから撮ったやつで恐縮です……本当に嬉しくて撮影を忘れた……。
  • 第5回 インフルエンサーと晩餐を | キノノキ - kinonoki

    第5回 インフルエンサーと晩餐を 2017.07.27 更新 フレンチカフェ&ベーカリー「maman」SOHO店でお茶していると、恰幅のよい白人のおばさん客に声を掛けられた。 「大変申し訳ないんだけどお嬢さんたち、私のために、数秒、数秒だけ、そのテーブルを譲ってもらえない?」 左手にアイスティー、右手にスマートフォンを掲げて、素早く交互に上下させながら「わかるでしょ?」と無邪気な笑顔をふりまく。「すぐ済むわ、すぐ済むの、やっぱり間違いない、あなたがたの席からのアングルが最高だわ」とカップを置いてスマホを構え、ヨリとヒキとで数枚撮って、嬉しそうに礼を述べて去っていった。 2014年の開店当時から「ニューヨークで訪れたいカフェ10選」といった記事の常連になっているこの店で、コーヒーやスイーツ以上に評判なのは、かわいい紙カップと、南仏風かつカントリー調の店内装飾だ。褒め言葉はいつも「Instag

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    okadaic 2017/07/27
    『天国飯と地獄耳』更新されました。毎回ちょっとはイイ話に仕上げたいと努めてるんですが、今回は全然フォローのしようがない。アメリカはスケールが違うぜというか、他人のフリ見て我がフリ直したいというか。
  • 第4回 毛皮と菜食、タブーと寛容 | キノノキ - kinonoki

    第4回 毛皮と菜、タブーと寛容 2017.06.22 更新 仕事仲間のアメリカ人女子は、肉や魚のほか卵や乳製品もいっさいべない厳格なヴィーガンだが、お腹が空くと「はー、肉いてー!」(I wanna eat meat!)と雄叫びを上げる。「あ、もちろん『私の』肉よ……」というわけで、これは、厚揚げ豆腐のたっぷり入った大盛りパッシーユ(タイ風きしめん)とか、ビーフパティの代わりにビーツのコロッケを挟んだベジ・バーガーとか、「がっつりしたものがべたい」程度の意味。日的な「精進料理」のイメージが強いとギョッとするが、肉や魚をべないことと、こってり味で腹一杯にすることとは、いくらでも両立可能なのである。 ニューヨークは彼女たち菜主義者にはずいぶん住みやすい街だろう。ほとんどの飲店では何かしら野菜のみのメニューが用意してあるし、既存の料理を肉抜き、卵抜きで作ってくれる柔軟性も高い。また

    第4回 毛皮と菜食、タブーと寛容 | キノノキ - kinonoki
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    okadaic 2017/06/22
    『天国飯と地獄耳』公開されました。街で見かけた菜食主義者たち。前回分から写真も載せています。……が、私ごはんの写真撮るの本当に下手だな!!
  • 第2回 尾籠な話で、恐縮ですが | キノノキ - kinonoki

    第2回 尾籠な話で、恐縮ですが 2017.04.27 更新 渡米三ヶ月ほど経った頃のこと。「The City Bakery」で隣に座ったおねえさんから、「トイレに行く間、ここに置いた私の荷物を見といてくれない?」と声を掛けられた。初めてのことで地味に嬉しく、じゃっかんい気味で「オッフコぉース!」と答えた。 最近は日出店でもおなじみの「The City Bakery」は、ベーカーズマフィンと特濃ホットチョコレートが人気のカフェだ。大学校舎から近く、案外太い無料Wi-Fiが飛んでいるので、学代わりによく利用していた。この日も私はMacBook Proを開いて夜からの授業の宿題中、隣のおねえさんも仕事か何かでiPadと書類とノートパッドを広げている。この快適な作業場を、離席のタイミングで他の客に明け渡したくはない。そんなとき、隣の客へ一声掛けて、席取りのための置き荷物の見張りをしてもらう、

    第2回 尾籠な話で、恐縮ですが | キノノキ - kinonoki
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    okadaic 2017/04/27
    『天国飯と地獄耳』第2回更新です。媒体を移し借りてきた猫のようだった第1回を経て、そろそろ本連載のゲスさがおわかりかと思います。見知らぬ人から変なもの預かっちゃダメですよ!
  • 第1回 無知と薀蓄とニューヨーク | キノノキ - kinonoki

    第1回 無知と薀蓄とニューヨーク 2017.03.30 更新 美味しいごはんをべながら、隣席の会話を盗み聞きする。そんなコンセプトで続けていた雑誌連載「天国飯と地獄耳」が、このたびウェブマガジン「キノノキ」に場所を移して再開することになった。 過去に登場したのは「鮨屋で馬肉の話をする女」「街コンの感想戦をする婚活女子会」「深夜の立ちい蕎麦屋にたむろするタクシー運転手」「人身事故の目撃談で盛り上がる専業主婦」「とんかつ屋の不機嫌なフランス人」「相撲の桝席」「機内でCAにえこひいきされる貴公子」「スイーツをつつく芸能事務所のマネージャーたち」などなど。い意地とノゾキ趣味を両立させては「取材」と称し、会話の断片からあることないこと組み立てて、胃袋を妄想でいっぱいに満たす。我ながら、なんともゲスい連載だ。 連載を中断していたのにはいろいろと理由があって、一つには、私自身がニューヨークへ引っ越

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    okadaic 2017/03/30
    連載タイトルが記事タイトルに表示されないってこういうことか! 『天国飯と地獄耳』がキノノキに引っ越しました! よろしくお願いいたします。
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