大人からは“ダメ“に見えることでも、子どもには、まるで宝石のようにキラキラと輝いて見えるーーそれが子どもの世界の日常であり、実はそこにこそ学びの本質が隠されています。本講演には、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』に出演し、“叱らない・教えない”教育で注目を集めるカリスマ教師の井本陽久氏が登壇。本パートでは、さまざまな課題を抱える日本の教育において、大人が子どものためにできることについて語りました。 『学び合い』が子どもたちに与える影響 井本陽久氏(以下、井本):それでは「放課後」の時間になりました。もうちょっと授業を延長して、質問に答えていければなと思います。 (スライドを指しながら)今、ちらっと見たのですが、「できる子ができない子に教える『学び合い』という手法が最近、中高の現場ではやっているようなのですが、どう思いますか?」。 これも、やっぱり……。聞いて嫌な思いをする人がいるかも