パナソニックの電球形蛍光灯の変遷。左から古い→新しいの順に並んでいる。一番右が最新モデルの「パルックボール プレミアQ(クイック)」だ 世界遺産の白川郷やサミットが行なわれた洞爺湖などで、白熱電球から電球形蛍光灯への切り替えを訴えるイベントを開催するなど、積極的な活動の目立つパナソニック。同社もまた、東芝ライテック同様に1980年から28年間の電球形蛍光灯の歴史を持っている。 しかし、同じ28年間という時を経ても、両者が販売する製品には大きな違いがある。特に、2008年7月に発売された最新モデル「パルックボール プレミアQ」は、電球形蛍光灯の中に白熱電球を入れ、電球形蛍光灯の弱点とされる立ち上がりのスピードを改善する、という逆転の発想から生まれた、ほかに例を見ない独創的な製品だ。 このような製品が生まれた理由には、パナソニック独自の製造法にある。パナソニックの照明部門であるパナソニック ラ