Common Lisp で日本語処理ができないということはありません.ただ Common Lisp の規格には多言語処理が含まれていないこと,また,マシンが決まれば処理系が事実上一つしかない Perl や Python と異なって数多くある Common Lisp 処理系から日本語処理に適したものを選ばなければならないということがあります.それは日本語処理機能がベンダーや処理系によってちょっとづつ異なるからです. 日本語処理のためのコードとしては,unicode とすることに異論はないでしょう.すでにほとんどの Linux と Common Lisp 処理系は unicode を前提としています.そしてセマンティックウェブの世界でもunicodeが文字コードの条件になっています. Common Lisp の日本語処理については,「実践Common Lisp」の付録に訳者らによって書かれたも