キッチンからのぞくと福島瑞穂さん(右)とパートナーの海渡雄一さん、学生時代の下宿にいるみたいだ=東京都内の議員宿舎で、武市公孝撮影 米誌「フォーリン・ポリシー」の2011年版「世界の頭脳トップ100」に、「脱原発」を訴え続けてきた社民党党首の福島瑞穂さん(55)と、事実婚のパートナーで弁護士の海渡雄一さん(56)がそろって選ばれた。いまも学生時代のまま「かいど君」「みずほちゃん」と呼び合うらしい。どんな夫婦なの? 議員宿舎の「自宅」にお邪魔した。【鈴木琢磨】 ◇「浜岡」敗訴…むなしいなあ--夫/同じく、無力感ありますね--妻 「恥ずかしい。すっごく散らかってるし」。年の瀬の日曜昼下がり、ブランチと「3分間化粧」をすませたばかりという福島さん、恐縮の体で居間に招き入れてくれた。なるほど、廊下に段ボール箱が積み上がり、新聞が山のよう。棚に本が詰め込まれ、テーブルに読みかけの原発関連本がずらっ。