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2011年9月17日のブックマーク (1件)

  • 連声(れんじょう)

    佐藤和美 連声(れんじょう)とは前の音節の末尾の音が、後の音節の頭母音(または半母音+母音)に影響して、後の音節が変化することである。もっと具体的に言うなら、前の音節が「ン」または「チ」「ツ」である時、後の音節がア行・ヤ行・ワ行であるなら、後の音節はナ行・マ行・タ行の音に変化する。 次に例をあげる。 観音 かん+おん→かんのん 天皇 てん+わう→てんのう 銀杏 ぎん+あん→ぎんなん 安穏 あん+をん→あんのん 因縁 いん+ゑん→いんねん 輪廻 りん+ゑ →りんね 雪隠 せつ+いん→せっちん 屈惑 くつ+わく→くったく 反応 はん+おう→はんのう 大坂夏の陣のあった元和元年の「元和」は「げんな」と読む。つまり「げん」+「わ」→「げんな」である。京都の寺の仁和寺は「にんなじ」と読む。これも「にん」+「わ」→「にんな」である。親鸞の言行録である「歎異抄」(たんにしょう)は「たん」+「ゐ」→「たん