築地市場(東京都中央区)の後継として都が来年十一月に開場する豊洲新市場(江東区)で、にぎわいを生み出す核として期待される商業・観光施設「千客万来(せんきゃくばんらい)」の整備計画がピンチに陥っている。一部市場業者による計画反対、整備・運営する事業者二社のうち一社の撤退に加え、事業者代表のすしチェーン「すしざんまい」を展開する喜代村(中央区)が本紙の取材に、計画断念も視野に検討していることを明かした。今月中に結論を出すとしている。 (石川修巳)◆1社撤退 採算不安 千客万来構想では、一般客が買い物できる場外市場や首都圏最大級の温浴施設などを、喜代村が水産仲卸売場棟の街区に開設。国内外の調理器具市場などを、住宅大手大和ハウス工業(大阪市)が青果棟の街区に設置する計画だった。しかし、都は二月に大和ハウスの辞退を発表し、三月までに予定されていた着工のメドも立っていない。来年十一月の新市場との同時開
![東京新聞:豊洲 観光拠点ピンチ 新市場の「千客万来」 断念検討:社会(TOKYO Web)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f18acb4dacc401a4946a6434e52a5b4edc3f29b8/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.tokyo-np.co.jp%2Fs%2Farticle%2Fimages%2F2015040699070005.jpg)