ブックマーク / apeman.hatenablog.com (151)

  • 「証言記録 兵士たちの戦争 消えた連合艦隊」 - Apeman’s diary

    中部太平洋のほぼ真ん中に浮かぶトラック諸島。さんご礁に囲まれ、大小200余りの島々が点在します。ここはかつて、日が誇る連合艦隊の一大拠点であり、難攻不落の島だと言われていました。しかし戦局が悪化した昭和19年2月、米軍機動部隊の空襲によって、わずか2日で、基地機能を喪失してしまいます。この空襲で、輸送船31隻をはじめ、40隻を超える艦船が失われ、日海軍は、その後の作戦に支障を来たすほどの大規模な損害を出します。 その後補給を絶たれたトラック島では、栄養失調で5千人が餓死し、そのほとんどは末端の兵士や武器も持たない軍属たちだったと言います。 一体なぜ、これほど多くの輸送船が犠牲となったのか?補給の断たれた島で何があったのか?トラック大空襲の実態に迫ります。 (http://bit.ly/fsNZLp) 先日、放送予定の告知エントリを書いた時点ではタイトルは「トラック島の戦い(仮)」となっ

    「証言記録 兵士たちの戦争 消えた連合艦隊」 - Apeman’s diary
    okemos
    okemos 2011/03/28
  • 古森義久氏の自爆芸 - Apeman’s diary

    JBpress 2010.08.25 「日の謝罪外交を米国人学者が「不毛」と指摘」 どうせ都合のいいところだけつまみいしているに決まっているので、ジェニファー・リンド氏の論文にあたってみました。 https://www.foreignaffairs.com/articles/japan/2009-05-01/perils-apology こちら↑で Jennifer Lind, "The Perils of Apology: What Japan Shouldn't Learn from Germany", Foreign Affairs, Vol. 88, No. 3 (May/June 2009) を閲覧することができます。また、ほぼ同じ主旨のコラムが朝日新聞グローブですでに紹介されています。 一読して明らかなように、リンド氏が日政府による謝罪を不毛 counterproduct

    古森義久氏の自爆芸 - Apeman’s diary
    okemos
    okemos 2010/08/29
  • 「史上最大の殺人事件」は氷山の一角? - Apeman’s diary

    (実際にアップロードしたのは8月30日です) 「少年犯罪データベースドア」さんが、「史上最大の殺人事件」として戦艦陸奥の爆沈事件を紹介しておられる。 昭和18年6.8、瀬戸内の連合艦隊基地である柱島泊地にて、停泊中の戦艦陸奥が爆発して一瞬のうちに沈没、乗員1474人のうち1121人が死亡しました。 戦時中の出来事ですが、敵の攻撃による爆沈ではありません。戦争とは関係がなく、これは明らかに殺人です。 事件を詳細に調べ上げた吉村昭『陸奥爆沈』を読むと、艦内で窃盗を繰り返していた二等兵曹が、捜査の手が伸びてきたことを察知して火薬庫に忍び込んで火を放ったことは間違いないと思われます。 こうした事例は陸奥だけではなかった。大江志乃夫の『天皇の軍隊』(「昭和の歴史3」、小学館)によれば、「日の主力艦は太平洋戦争までは、戦争で沈んだものより、爆沈の方が多い」という。例えば日露戦争時の連合艦隊旗艦三笠は

    「史上最大の殺人事件」は氷山の一角? - Apeman’s diary
    okemos
    okemos 2010/08/29
  • 植民地支配も人災です - Apeman’s diary

    http://d.hatena.ne.jp/demian/20100814/p1 松尾氏のは未読なのであしからず。 経済(学)がらみの話題をネットで追っていると人権とか環境といったイシューについてのシニシズムを見出すことがちょくちょくあります。つい最近もこんなこと言った国会議員がいました。 http://blog.guts-kaneko.com/2010/08/post_534.php なるほど、“不況は人を殺す”でしょう。そして不況に「人災」としての側面があるなら、亡くなっていたかもしれない人を助けることもできるでしょう。しかしそれが“いま1万人を助けるために50年後に10万人が死ぬ”という取引ではないという保証――とは言わないまでも見込みがあるという確信をどうやって手に入れることができるか? 少なくとも環境問題についてシニシズムを丸出しにしている人間の発言からは無理です。 同様に、こ

    植民地支配も人災です - Apeman’s diary
    okemos
    okemos 2010/08/21
    id:Midasさん。「左派はマルクス主義を貫くべき」とか言われても、俺も左のつもりですがマルクスなんか関係ないですし、共産党なんてオモシロ政党としか認識してないですよ。なぜ社会・共産主義を持ち出されるのか。
  • さらにもう1つのクリーシェ - Apeman’s diary

    相談話をめぐって登場した3つ目のクリーシェは言わずと知れた「いつまで(何回)謝罪すればいいのか!?」である。それこそ「いつまで『いつまで謝罪すればいいのか』と聞かされればいいのか!?」という気分だが。この種のクリーシェを口にする人びとは日政府の謝罪については記憶しているくせに、その謝罪とセットで時の与党(ってことは事実上自民党のことだが)や政府内から謝罪を台無しにする発言が出てきたことは思い出さないらしい。例えばのはなし、オバマが原爆投下について「遺憾の念」を表明したとしても、アメリカ空軍のトップが「放射線障害で人は死なない。広島原爆で死んだのは7万人だけ」と発言してみたり、有力大学の文学研究者や教育学者、あるいは偽日人の評論家が「日は原爆投下がなければ絶対に降伏しなかった」と吹聴して回ったり、国務長官が「原爆投下によって多くの日人の命も救われた」などと発言したとすれば、「やっぱ

    さらにもう1つのクリーシェ - Apeman’s diary
    okemos
    okemos 2010/08/12
  • 函館俘虜収容所第一分所事件 - Apeman’s diary

    大須賀・M・ウイリアム、『ある日系二世が見たBC級戦犯の裁判』、草思社 以前に言及したことはあるのだがとりあげそびれていた。著者は日系二世アメリカ人で、大戦中には陸軍情報部日語学校で訓練を受け、マニラを経て横浜に赴任。被告人弁護団の通訳官として二つのBC級戦犯裁判に関わる(三つ目の裁判には数日間だけ関わった)。 書で特に詳しく記述されているのは、函館俘虜収容所第一分所の分所長だったH少尉の裁判である。著者は死刑という量刑については不当なものと考えているし裁判の手続きについても(主として宣誓供述書の問題をとりあげて)批判的である一方、少尉が「俘虜収容所長〔ママ〕として十分に職責を果たしていたとか、無実の罪を着せられたというのは言い過ぎ」である、ともしている。 このH少尉については以前にとりあげた『北海道の捕虜収容所』に詳しい。 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/

    函館俘虜収容所第一分所事件 - Apeman’s diary
    okemos
    okemos 2010/02/06
  • 2009-04-05

    http://yamamoto8hei.blog37.fc2.com/blog-entry-184.html http://yamamoto8hei.blog37.fc2.com/blog-entry-185.html http://yamamoto8hei.blog37.fc2.com/blog-entry-186.html 正直なところ、山「事実であろうと、なかろうと」七平への信仰のために戦犯裁判で処刑された下級将校をホラ吹き呼ばわりしようとするひとの相手をするのは労多くして功少なしなんだけど、まあたってのご希望だから。 だいたいこのひとはしょっぱなから「まず、驚かされるのが、笠原氏が戦前の新聞報道を全く疑っていない姿勢を取っていることです」だとか「笠原氏は、当時の新聞報道が(事実を報道するのを目的としていたのではなく)戦意高揚・宣伝宣撫を目的としていたことを全く無視しています」など

    2009-04-05
    okemos
    okemos 2009/04/06
  • 否定派はいい加減70年代レベルの議論をアップデートしてほしい(追記あり) - Apeman’s diary

    ここでコメントしている「一知半解」氏一人をどうこうするつもりもないのですが、典型的な振る舞いの一例ではあるし、ぼちぼちコメント欄も容量の限界に近づきそうなので、改めてエントリを立てておくことにします。 題に入る前に、「一知半解」氏が初めて当ブログにコメントした際の論点、山七平の「警句」なるものについて再確認しておきましょう。 「一知半解」氏は従軍「慰安婦」問題に関連して、『日人とユダヤ人』から次の文章を引用し、この「警告」に耳を傾けよと主張していました。 朝鮮戦争は、日の資家が(儲けるため)たくらんだものである」と平気で言う進歩的日人がいる。ああ何と無神経な人よ。そして世間知らずのお坊ちゃんよ。「日人もそれを認めている」となったら一体どうなるのだ。その言葉が、あなたの子をアウシュビッツに送らないと誰が保証してくれよう。 氏はページ数を明記していませんが、私がもっている角川文庫

    否定派はいい加減70年代レベルの議論をアップデートしてほしい(追記あり) - Apeman’s diary
    okemos
    okemos 2008/12/28
  • その対立は本物か? - Apeman’s diary

    朝日新聞12月23日 「東京裁判判決から60年 冷静な史料研究続々」 これまで、裁判を肯定する「文明の裁き」論と、否定する「勝者の裁き」論が対立してきた。日の植民地支配や侵略行為を正当化し、「東京裁判はあの戦争の責任を全(すべ)て日に押し付けようとした」と論文に書いた田母神(たもがみ)俊雄・航空幕僚長(当時)が更迭されるなど、論争は今も続く。 東京裁判の枕詞のようになっているこの「対立」だが、まともな研究者で「文明の裁きか/勝者の裁きか」などといった単純きわまる図式を前提に議論している人間なんているんだろうか? 管見するかぎりではそんなひといないんだけど。文明史的な意義を認めながら「勝者の裁き」ゆえの限界が多々あったことを指摘するとか、「勝者の裁き」という側面を指摘しながら戦後処理の方法として妥当性があったことを認める議論って、いくらでも見かけるんですけど。あっ、もちろんまともな研究者

    その対立は本物か? - Apeman’s diary
    okemos
    okemos 2008/12/23
    東京裁判に限らないが、明らかに分の悪い側ってのは勝てないとなると第三者に引き分けと思わせるために、一見中立を装った事を言い出すよな、とか思ってたらこれ、朝日か。そもそも朝日は嫌いだが、なんともはや。
  • 『「戦争」の心理学』(その1) - Apeman’s diary

    デーヴ・グロスマン&ローレン・W・クリステンセン、『「戦争」の心理学 人間における戦闘のメカニズム』、二見書房 エントリタイトルに「(その1)」とあるのは書が2分冊ということではなく、全4部中の2部を読んだ段階でのエントリだから。 当ブログでもしばしば言及している『戦争における「人殺し」の心理学』(ちくま学芸文庫)の著者グロスマンと、警察による武力行使についての研究家であるクリステンセンの共著。最初の2部では戦闘(書では軍隊だけでなく警察が関わる銃撃戦なども含む)の際にみられる生理学的変化(脈拍の上昇、アドレナリンの分泌、失禁などなど)および知覚の歪み(視野の狭窄、微細運動能力の喪失、選択的聴覚抑制/音の強化、時間延長、記憶の歪み等々)が豊富な実例とともに解説されている。 著者らが行なっている問題提起として興味深く、また裁判員制度の導入が決まっている日で真剣に受けとめられるべきだと思

    『「戦争」の心理学』(その1) - Apeman’s diary
    okemos
    okemos 2008/11/24
    「この訓練が功を奏する…、犯人から見事に奪い取った銃をすぐさま犯人に返してしまった」 なんとまあ。でも分かるような気もする。訓練、恐るべしですね。
  • 「田母神論文」は孤立した現象ではない(追記あり) - Apeman’s diary

    新聞等の報道によれば、アパの懸賞に応募した自衛隊員はすべて空自だったそうで、ますます「これまでなぜ看過してきたのか?」が問われることになりそうです。ではことは空自だけのことなのか、といえば残念ながらそうではない。例えば「田母神論文」に登場する「張作霖爆殺=ソ連の陰謀」説。「盧溝橋事件=中共の陰謀」説の方は事件発生の経緯が(有力な通説こそあっても)完全に明らかになってはいないことや当時の華北の情勢などに照らしていえば、まだマシです*1。しかし「張作霖爆殺=ソ連の陰謀」説の方はもう、情報の信憑性の評価がまともにできないかイデオロギーのためならそうした評価をパスして平気な人間*2しか採用しえないシロモノです。で、こうした説が『ムー』に載っているのであれば別に気にするほどのことでもないのですが、ご承知のように『諸君!』や『正論』が鳴り物入りでとりあげたわけです。そのキャンペーンに加担した知識人の一

    「田母神論文」は孤立した現象ではない(追記あり) - Apeman’s diary
    okemos
    okemos 2008/11/06
    ふんふんと思いながら読んでたんですが、いきなりHALTANさんの名が出てきて驚きました。出されなくてもよかったのでは?これまでブログで取り上げられた保守の人達と、HALTANさんは全然違うと思うのですが。