フェイスブックは何をしようとしているのか。 『フェイスブック』( D.カークパトリック 日経 BP社)を読んで、 創始者、マーク・ザッカーバーグのビジョンが分かったので、 かいつまんで紹介する(詳しくはこの本を読んでほしい)。 ザッカーバーグがフェイスブックを世界へ拡張しつづける理由は、 「フェイスブックは世界をもっとオープンな場所にできる」というビジョン(理想)のためだ。 フェイスブックの価値は、いわゆるデジタルデータではなく、人とその繋がりにある。 これはある意味、生の人間関係から人を引き離してきた従来のデジタルライフにとって画期的である。 「フェイスブックには人と人とがよく理解し合うことを助ける力がある」 あくまで人のための道具(メディア)なのだ。 人ときちんと正しく繋がるためには、無責任な匿名ではダメで、唯一にして真の自分をさらけ出し、 共有してもらうことが必要である。 そして個人