私たちは、生活の色々な場面で化学物質を使用しています。 化学物質は私たちの生活の利便性を高めてくれますが、その性質によっては、危険性や有害性があり、取り扱うにあたって注意を要する場合があります。 いくつかの国では、ラベル表示や安全データシートで、様々な化学物質の危険有害性(ハザード)や取扱上の注意事項等の情報を化学物質を取り扱う人たちに伝える手続きやルールがありますが、その内容は各国において様々で相違点が大きく、同じ化学物質であるのに異なる情報を表示している場合があります。 一方、そのような手続きやルールを持っていない国も多いのが実情です。化学物質が世界的に流通しているなか、このように国によって表示内容が異なれば、化学物質を安全に製造、使用、輸送、処理、廃棄することが困難となるのは明らかです。 このような観点から、国際的に調和された化学物質の分類及び表示方法が必要であると認識されるようにな