答えの前に注意:この問題の主題は論理学での正解が何かではありません。解答の偏りについて考察することが主題です。 論理学での正解は、「A」と「7」。 ルールは、母音と奇数が同じカードを禁止しているので、「Aの裏が偶数か?」と、「7の裏が母音か?」を調べるのが正解。(問題には最小限の枚数とは書いていないので、Aと7を含めていれば正解としてよいと思います。) よくある解答4枚カード問題(ウェイソン選択課題)に対しては、「A」「4」とする解答がよく見受けられます。 「4」のカードを調べても、条件を満たすことを確認するだけです。 心理学では確証バイアスと呼ばれています。 人間の思考パターンには、正しいことを確認して満足する、という傾向があるようです。 解答が偏る点が認知心理学的には重要論理学での正解である「A」「7」を選ぶ人ももちろんいますが、論理学では誤答となる解答「A」「4」が頻出します。解答に
![4枚カード問題(ウェイソン選択課題)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/52dcb269cdcc9d025ba7c8e131f130f610727b93/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fstatistics.calculator.jp%2Fimages%2Fwason.webp)