最近、学校に通う子どもたちだけではなく、職場の中での大人のいじめや虐待といったニュースが報道されています。新しい人間関係になじめなかったりすると、それが家庭内や仕事内容にも影響を及ぼし、やがてパワハラやモラハラなどにつながり、そのまま放っておくとうつ病などの原因になってしまうことがあります。 そういったケースが増えていることもあり、最近では子どもの領域だけではなく、「大人の発達障害(神経発達障害)」という言葉も使われるようになりました。 そんな時代ですから、先日『発達障害と人間関係――カサンドラ症候群にならないために』(講談社現代新書)を上梓した宮尾益知医師のもとにも、職場での悩みや相談がよく寄せられるといいます。 どうすれば、発達障害の人と周囲の人たちとがお互いに「なんだか違う」と思いながらも、わかりあうことができるのか。この「生きづらさ」や「しんどさ」はいかにして軽減すればいいのか。豊
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