いまのお店にやって来て、そして理工書担当者として、はや数か月ほどが過ぎようとしております。 今回は、理工書を例にした書店員の「業務内容」、『本屋の各書籍ジャンル担当者がどのような仕事をしているのか』を明文化すると同時に、自分自身の記録として後日振り返ろうとする目的の記事となっております。 主に業界クラスタの皆さま向けの記事ではありますが、普段本屋をご利用される方に向けて「本屋の棚がどのようにつくられているのか」を公開すると共に、ご覧いただくことで「近くのお店に行ってみよう!眺めてみよう!」と思っていただく契機となれば、と願う記事でもあります。 忙しさにかまけていると「つまんねー棚作ってんなよ」と叱咤されるのです。棚には気持ちがこもるのでしょう。POPや装飾、選書では無くそれ以前の問題で、具体的にどうじゃ無くて「つまんねー棚」と「面白い棚」は存在していて、それは大抵、棚を作る本人が一番よく分