「4歳頃から違和感を感じていた」とマイさんの母であるAさんは言います。 しかし幼児期の文字への興味関心の度合いは個人差が大きく、文字に興味がないとしてもすぐに障害と診断がつくことはなく、多くは経過を見ていくこととなります。 さらに全く書けないのではなく、努力によって少しずつ書けるようになっていくという点で、学校側には困り感が伝わりにくい状況もありました。 当時の状況について、Aさんが話してくれた内容をそのままご紹介させて頂きます。 ・読み書きが苦手かも、と気づいたのはいつぐらいですか? ─これは!と気づいた感じではなく、違和感が重なり続けた感じです。 一人目なので年中くらいに張り切って「数字くらいは書けた方がいいよね」と思ったのですが、興味がないというかぽかーんとしていました。あいうえお表にも興味を示さず、運筆のなぞり、迷路も苦手で拒否感も大きかったです。 ・学校では読み書きの習得が遅れて