帽子を失くしたが同じデザインの新品が買えた お釜帽とかチューリップ帽とか呼ばれるデザインの帽子を常用している。 度の強いメガネをかけているので、背後からの光線の回り込みを軽減するためだ。 そういう実用的な目的があるので、デザインはシンプルな方がいい。 ときに、帽子の寿命はあんがい短い。身に着けるものの中でも寿命が短い方ではないかと思う。作家の浅田次郎氏はエッセイ『勇気凛凛ルリの色』のどこかで、帽子は1年で腐ってしまうと書いていた。私の場合、劣化する以前にどっかに置き忘れることの方が多いが。 そして、その置き忘れを久しぶりにやらかしてしまった。 あそこだったかな、それともあそこかな、と心当たり場所がないではないが、過去の経験に照らしてこういう時にあとから出てくることは、まずない。洗濯を繰り返してだいぶ型崩れしていたから、諦めるしかなかろう。 同じようなデザインの帽子を買い置きしている。ギャグ