北海道東部で、水揚げの不振が続くサンマ漁を行ってきた小型船が不足分を補うため、試験的にマイワシを取る許可を得て22日、釧路港などから初めての漁に向かいました。 小型船の棒受け網漁は通常はサンマ漁が中心ですが、ここ数年は漁の序盤の7月から8月にかけて水揚げが振るわず、ことしも極端な不振が続いています。 一方、マイワシは回復傾向にあることから、サンマ漁を行ってきた小型船が北海道から試験的にマイワシを取る許可を得て、釧路港では22日午後5時半すぎ、初めての漁に向かいました。 出漁する漁業者の男性は「マイワシはサンマよりも安いのですが、何も取れないよりもいいので、今後の漁に期待したい」と話していました。マ イワシを取る試験操業は北海道東部の漁協の49隻が許可を得ていて、来月末まで漁が行われる予定です。