これはやっぱり買わざるをえないでしょう、読まざるをえないでしょう コメントせざるをえないでしょう、原宏之著『バブル文化論』慶應義塾大学出版会。 161p「《おたく》は90年代的なインターネット的なコミュニケーション形式を感覚的に先取りしていた者たちである。同時に、「個性的」であることを(否定的・社会圧力的に)選択した者たちでもあるだろう。《渋谷系》は、インターネット前夜のアナログ・人的ネットワークの頂点で、終焉を見ずに「現在」の信を保持しながら祝祭に参加できた者たち、「定番」を(商業・消費者的に)好んだ者たちである」 渋カジ(族)のことを、斎藤環の「渋谷系(自分探し系)/原宿系(ひきこもり系)」にのっかり 「渋谷系」と言ってしまうことの問題はさておき、言いたいことはよくわかります。 ただし、80年代論としては、この本で取り上げられている事例よりは、 たしか99年にNHKがETV特集として放