日本発のOSS(オープンソースソフトウエア)が、世界の舞台に飛び立とうとしている。油井誠氏が開発を始めたOSSで、分散データ処理ソフトの「Hadoop」「Spark」用の機械学習ライブラリ「Hivemall」が2016年9月、米Apache Software Foundationの「Incubator(育成)」プロジェクトに認定されたのだ。 Apache Software Foundation(ASF)は、Webサーバーの「Apache」やJavaアプリケーションサーバーの「Tomcat」、Hadoop、Sparkといった有力OSSの開発の中心となっている非営利組織だ。ASFの正式プロジェクトは、OSSにおける「有力ブランド」であり、HivemallはIncubatorプロジェクトに選ばれることで、その候補入りを果たした。 プログラミング言語の「Ruby」やデータ収集ソフトの「Fluent