5月4日、中国の共産党機関紙、人民日報は、人民元相場は対ドルで均衡状態にあり、ある意味では高い水準にあると報じた。上海で昨年1月撮影(2012年 ロイター/Carlos Barria) [北京 4日 ロイター] 中国の共産党機関紙、人民日報は、人民元相場は対ドルで均衡状態にあり、ある意味では高い水準にあると報じた。米中両国の労働生産性や稼働コストの差を考慮すると、妥当な水準としている。 中国社会科学院が人民日報に記事を掲載したもので、「現時点では、価値と需給の均衡からみて、人民元相場は基本的に妥当な均衡状態にある」と指摘した。その上で中国の労働、素材や「環境コスト」は、米国に比べてかなり低く、これ以上の元上昇は必要ないとしている。