2019年10-12月(第4四半期)の実質国内総生産(GDP)速報値では、個人消費が減速し、企業設備投資の落ち込みが続いた。一方、貿易赤字の縮小や住宅建設の増加に支えられ、安定した経済成長が維持された。 10-12月実質GDP速報値は前期比年率2.1%増ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は2%増7-9月(第3四半期)も2.1%増個人消費は1.8%増に減速-予想2%増昨年1-3月(第1四半期)以来の低い伸び設備投資は1.5%減(前期2.3%減)前回のリセッション(景気後退)以降で最長の3期連続減少 ナットウェスト・マーケッツの米国担当シニアエコノミスト、ケビン・カミンズ氏は「個人消費がやや抑制され始めている」と指摘。「企業設備投資の見通しは非常に暗い状況だ」と述べた。 変動が大きい貿易と在庫を除く国内最終需要は10-12月に1.6%増。19年中で最も小幅な伸びにとどまった。 米自動