23日、東北・北陸・上越の各新幹線が広い範囲で長時間にわたって運転を見合わせたトラブルで、JR東日本は、架線の張りを調整する部品が破断した結果、架線が垂れ下がり、走行中の列車に接触したことが原因だとみられると明らかにしました。 23日午前、東北・北陸・上越の各新幹線で停電が発生し、JRが調べたところ、上野と大宮の間の上りで架線が垂れ下がっているのが見つかったほか、近くでとまった「かがやき」の車両でパンタグラフが破損したり窓ガラスにひびが入ったりしているのが確認されました。 この影響で、広い範囲で運転の見合わせが続き ▼東北新幹線の東京~仙台間 ▼北陸新幹線と上越新幹線の東京~高崎間では終日運転が取りやめられ、 23日、合わせて283本が運休するなどおよそ12万人に影響が出ました。 JR東日本が現場付近の設備を調べたところ、架線の張りを調整するおよそ1.3トンの重りを支える鉄製の部品が破断し