この画像を大きなサイズで見る ブルックリンを拠点に活動しているアーティスト、ラケル・サスマンは、生物学者の協力を得て地球上で長らく生き続けている生命体の写真を、2004年から撮り続けている。 極寒の南極から灼熱の砂漠の中まで、世界中をまわり、過酷な気象条件の中で千年、万年をも生き続けている植物たち。動物の中では長寿に分類される人類だが、今後の科学技術が発達により、これらの植物よりも長生きできる日が来るのだろうか? 1.ウェルウィッチア(推定2000歳) ナミブ・ナウクルフト砂漠/ナミビア この画像を大きなサイズで見る 原始的な裸子植物で、ナミビアとアンゴラの海岸沿いにのみ自生する。日本では、サバクオモト(砂漠万年青)やキソウテンガイ(奇想天外)などと呼ばれている。短い茎から、生涯2枚だけの葉を伸ばし続ける。葉は裂けやすいため何枚もあるように見える。葉先は次第に枯れていくが、葉の基部に分裂組