新型の豚インフルエンザに感染している疑いが出ていた横浜市の男子高校生(17)について、ウイルスの有無を調べていた国立感染症研究所は1日、「新型インフルエンザの感染は否定されると考えられる」と発表した。 厚生労働省によると、感染研がウイルス遺伝子検査(PCR法)で男子高校生の検体を調べた結果、以前からあるヒトH1型の季節性インフルエンザ(Aソ連型)に感染していることが確認された。新型の豚H1型は陰性だった。 医療機関での簡易検査で、A型であることはすでにわかっていた。感染研は、季節性インフルエンザと区別するため、横浜市側が採取した検査材料と、厚労省が1日未明に新たに採取した材料の両方で検査を実施。ウイルスの遺伝子を増やすPCR法を繰り返していた。 男子高校生は横浜市内の感染症指定機関に入院しているが、快方に向かっているという。 男子高校生は4月10〜25日にカナダ・ブリティッシュコロ