3月1日、ノルウェーの大手肥料メーカー、ヤラ・インターナショナルは、ロシアのウクライナ侵攻で世界的な食糧供給が危うくなっていると警鐘を鳴らした。写真はキエフのHrebeni村で収穫された小麦。2020年7月撮影(2022年 ロイター/Valentyn Ogirenko) [オスロ 1日 ロイター] - ノルウェーの大手肥料メーカー、ヤラ・インターナショナルは1日、ロシアのウクライナ侵攻で世界的な食糧供給が危うくなっていると警鐘を鳴らした。 ウクライナとロシアは合計で世界の小麦輸出の約29%、トウモロコシ輸出の19%、ひまわり油輸出の80%を占めている。それだけでなくロシアは窒素肥料の生産に不可欠な天然ガスや原料も輸出。ヤラによると、窒素とカリ、リン酸という肥料の3大原料は欧州向けの25%がロシアから供給されているという。 ヤラは「地政学的状況が均衡を失い、欧州での食糧生産に使われる原材料の