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ブックマーク / dain.cocolog-nifty.com (18)

  • よいアニメで、よい人生を『人生を変えるアニメ』: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

    涙も笑いもときめきも、人生に必要な感情はアニメが教えてくれる。 べつにドラマティックに変わらなくてもいい。『ゆるキャン』観てこの冬、キャンプデビューするのもありだし、『弱ペダ』でロード買っちゃうのも変化だ。ヘコんだ気分がOPだけでUPするのもアニメの力、人生をいい風に押してくれるのは有難い。 『人生を変えるアニメ』には、そんなアニメが並んでいる。アニメ監督や声優、小説家、評論家などが、年代ジャンル問わず、気でお勧めしてくるアニメガイドなり。 書は「14歳の世渡り術」シリーズの一冊で、中高生に向けて「知ることは、生き延びること」というメッセージ性が込められている。『風の谷のナウシカ』『母をたずねて三千里』といった古い作品から、現在放映中の最新作も入り混じっているので、わたしが読むと「あるある!」「見た見た!」「見たい見たい!」とうなづくばかりの読書となる。 この世界の片隅に たとえば、斎

    よいアニメで、よい人生を『人生を変えるアニメ』: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
  • 読書猿さんと飲んできた: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

    楽しすぎる&もったいなすぎる会だった。ボイレコ録って文字に起こしたら、それだけでお金もらえるじゃね? というぐらい。 まず「読書猿さんって誰?」という人は、今すぐ[読書猿]に行って帰ってこなくてもよろしい。知らないなら人生損していると断言できるブログだ。どれか一つでもいいので実践したら、それだけで財産になる。 昨今、ハリボテの知の巨人や偽物の教養人が跋扈し、「教養」を人質にコンプレックスを煽って小金を稼いでいる。そのせいで「教養」という言葉が棄損されており、彼を何て呼べばいいか悩む。「哲人」が最適かな(鉄人にも通じるし)と思うが、人は[フィロロギスト]だという。 そんな読書猿さんから、一を投げると十ぐらい返ってくる(1)博覧強記のライトニングトークと、(2)ネットで言えない/聞けないこと、そして、わたしの課題である(3)英語力向上へのアドバイスをもらった。 5時間ぶっつづけでお話したが、

    読書猿さんと飲んできた: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
  • スゴ本オフ「のりもの」が熱い!

    好きなを持ち寄って、まったり熱く語り合う読書会、それがスゴオフ。に限らず、映画音楽ゲームなんでもよく、好きな作品でつながりあう。「好き」を介して人と出会い、人を介して「好き」を広げる場なんだ。 たいていは「テーマ」を決めて、そのテーマにちなんだ作品を持ち寄っている。もちろんストレートに思いついた作品もいいし、ひねったりコジツケてもOK。「なんでソレにしたの?」という疑問に答えることが、その作品の最高の紹介になるかもしれない。 今回のテーマは「のりもの」。クルマや電車といった「乗り物」や、雑誌や新聞を「載りもの」にしてもいいし、最近ノッてる音楽もあり。いろいろな「のりもの」が集まって、子どもから大人まで、熱く楽しい日曜の午後でしたな。 新幹線大爆破 めちゃくちゃ笑ったのが、ズバピタさんが紹介した映画『新幹線大爆破』。 東京発博多行きにひかり号に爆弾が仕掛けられ、時速80km以下にな

    スゴ本オフ「のりもの」が熱い!
  • 物語を書く「前に」知るべきこと『工学的ストーリー創作入門』

    もちろん葬った原稿が沢山ある。 うぬぼれ&創作欲に突き動かされ、勢いだけで書き始め、そのうち行き詰まる。なんとなく良くないのは分かるが、それが人物なのか構成なのかシーンなのか分からない。描写を直すと人物が色褪せ、シーンを変えると構成が崩れる。結果、原稿を書くたびに一からやり直すハメになる。最後まで書き上げられるかは運まかせで、最後まで行けた試しがない。 問題は書く「前に」ある これは、やり方が間違っている。何年かけても完成しない。『工学的ストーリー創作入門』を読まなくても知っていたが、書でとことん思い知らされる。わたしの努力は無駄ではないかもしれないが、非常に効率が悪い。問題は、書くことそのものよりも、その「前に」存在している。 『工学的ストーリー創作入門』(Story Engineering)は、物語を書き始める「前に」知るべきことを整理するだけで、ストーリーは工学的に作り上げることが

    物語を書く「前に」知るべきこと『工学的ストーリー創作入門』
  • 『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』がいかにスゴいか、このブログを例に説明する

    人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』がいかにスゴいか、このブログを例に説明する 「悪魔の書」かつ「賢者の書」 これを「悪魔の書」という人がいるが、激しく同意する。なぜならこれ、知らないほうが幸せだったかもしれないことが書いてあるから。あれだ、「力が欲しいか?」と問われて求めた結果、知らなくても良い世界に気づいてしまうから。 その存在すら知らないまま、普通に穏やかに生きるほうがよいとも言える(知らぬがホトケやね)。「なぜアイツが出世するんだ!?」「どうして私が認められないのだろう?」という現実から目をそらし、ささやかな慰めを見つけ出し、折り合いをつける。そんな平穏を求めるなら、書を読んではいけない。「アイツが出世&実力をつけていく理由」「私が認められにくい理由」が、これ以上ないほど、ミもフタもなく書いてあるから。 一方でこれ、万人が読んだほうがいいのかもしれない。

    『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』がいかにスゴいか、このブログを例に説明する
  • 本棚を見ると興奮する『ニッポンの本屋』

    楽しい話をしたいので、屋の話をする。 屋というのは面白いもので、さまざまな「並べ方」や「ディスプレイの仕方」をしてくる。これ、屋にとってまちまちで、店主(棚主?)のポリシーみたいなのが透け見えて愉快になる。「おお、このとそのを並べるのか!? あえて!」とか「なぜこの棚にそれを置く……そうか! そういう意味か」なんて呟きながら棚をめぐることになる。 最近一番笑った棚がこれ。下北沢のB&Bな。 パッと見ると、「」にまつわる様々なが並べられている。レシピ材の歴史や、料理文化の関係を書いただ。フレーム外に、「べる」にまつわるコミック&コミックエッセイ、料理の科学などが並んでいた。フィクションとノンフィクションの混ざり具合が絶妙で、いい棚だなーと眺めてたら驚いた。左端に着目してほしい。非常に面白い「材」を見つけられただろうか。 これ、棚を見る人の目線の動きまで計算して差して

    本棚を見ると興奮する『ニッポンの本屋』
  • おっさんから若者に贈る「経験を買う」6冊: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

    結論から言うと、経験は買える。 適切なタイミングで適切なと出会うことで、しなくてもいい経験や、身につけておくべき知恵を”買う”ことができる。今「おっさん」である私から、20年前の「若者」だった私に、いい仕事をする上で読んで欲しいを選んだ。 20年前は、炎上プロジェクトに飛び降りて、鎮火しつつ撤退する「しんがり」役を仰せつかっていた。負けることは決まっているが、死なないように生きることばかり考えていた。将来に漠然とした不安を感じていたものの、とにかく目の前の障壁をクリアすることが先決だと思っていた。 今はかなり違う。 身をもって得た経験や教訓はあるが、代償は大きく、もっと効率よく結果につなげることができたはず。この「効率」とは要するに時間だ。莫大な時を費やして手に入れた経験は確かに得難いが、そんなことをしなくても積むことはできた。どうすれば可能か、今なら分かる。 それはを読むことだ。

    おっさんから若者に贈る「経験を買う」6冊: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
  • 説得の技法『論証のレトリック』

    人は感情で動く。この事実に気づくまでに時間がかかった。いかにエビデンスが強固でも、ロジックが完璧であっても、それだけで相手を説得することはできない。相手の立場を理解し、相手の使う言葉を用い、話を分かりやすく喩え、例示し、結論を述べるのではなく誘導する。 人を説得するには、基的な「型」がある。その型に沿って整理していくだけで、説得力ある議論ができる。逆に、その型を悪用することで、ウケだけが良い詭弁ができあがる。わたしが苦い経験で思い知る2000年以上も前に、アリストテレスは述べていた。書は、こうした論証の「型」をまとめた一冊である。 書から得られた最大の成果は、「レトリック」についての誤解に気づけたこと。レトリックとは、いわば言葉のあや(文彩)だと思っていた。直喩や隠喩、枕詞、序詞、擬人法、見立て、縁語、掛詞といった、言葉を飾る技術だと考えていた(『レトリック感覚』が名著)。 しかし、

    説得の技法『論証のレトリック』
  • 「やりたいこと」を要件定義にする3冊

    システム開発でモメることは多々あるが、その質は「やりたいこと」が分かっていないに尽きる。 「やりたいこと」が分かっている場合、リソースが足りないとか突発的な事象が起きたといったトラブルがあっても、まだ何すればいいかは分かる(できるできないは別として)。 しかし、「やりたいこと」分かっていない場合、リソースからスコープのあらゆる場面において、何をしていいか分からないことになる。恐ろしいことに、トラブルになって初めて「やりたいこと」が分かっていないことが見えるようになる。if文を書くときにelseで何するか決まってなかったり、リリース段階になっても運用方式が決まってなかったり。 分かっていないとどうなるか? それぞれのタスクを受け持つ人は、自分のタスクを完遂するため、「一つ前の」仕事をするハメになる。つまり、自分のタスクへのインプットとなる成果物を作ることになる。稟議書を書くシステムエンジニ

    「やりたいこと」を要件定義にする3冊
  • 『私の夢まで、会いに来てくれた』3.11亡き人とのそれから

    がんで死ぬのも悪くない。なぜなら、準備ができるから―――そう聞いたことがある。 数週間から数ヶ月、治療がうまくいって寛解すれば何年でも、猶予の時間がある。その間に、会いたい人に会い、伝えたい言葉を伝え、お別れすることができる。パソコンのハードディスクの秘密のフォルダも消しておくことができるから。できる・できないは別として、逝くほうも、見送るほうも心構えする猶予はある。 だけど、準備もなしにそうなった場合、どうなるか? このインタビュー集には、そんな家族がたくさん出てくる。朝、口喧嘩して、玄関を出る後ろ姿を見送ったのが最後だったとか、「ちょっと家を見てくる」と別れてそれきりとか、流れ込んでくる水に驚いた顔だけを覚えているとか。 もしあのとき、「行くな」と止めていたなら。「ごめんね」が言えたら。そして、「ありがとう」が伝えられたなら。3.11の遺族が見る夢は、そうした言葉に満ちている。 書は

    『私の夢まで、会いに来てくれた』3.11亡き人とのそれから
  • わかりやすいデザインの教科書『ノンデザイナーズデザインブック 第4版』

    企画書、提案書、レポート、プレゼンのスライドなど、資料を作るあらゆる人にお薦めしたい名著『ノンデザイナーズデザインブック』の新版が出たので、あらためてお薦めする。 かつては「新人にお薦め」と言っていたが、新人でも知ってる人は知ってるし、お歳を召してもダメな人は一定数いる。なのでこれは、社会経験というよりも、「知っているか否か」だけなのだ。何を知っているかというと、「伝えたいことを明確で分かりやすくアレンジするには、どこに目を向ければいいか」である。もっと具体的に言うと、上司や指導者から「おまえの資料はイマイチだ、なぜならココが○○だから……」という試行錯誤したことがあるか否かだ。 この「変更前」「変更後」を比べるのは、ものすごく勉強になる。なぜなら、自分が作った「変更前」だけを眺めても、イマイチなのは分かるが、どこがイマイチなのか言葉にできない(指差せない)から。上司からダメ出しをらって

    わかりやすいデザインの教科書『ノンデザイナーズデザインブック 第4版』
  • 「シン・ゴジラ」を観て震えた人に、『日本沈没』を勧めたい

    「シン・ゴジラ」すごかった。とんでもないものを観てしまった感がいっぱいで、その日なにも手につかなかった。ネタバレせずに感想を言うのはほぼ不可能だし、すでに多くの毀誉褒貶が出回っているので、ここでは、観た人向けに『日沈没』を勧める。 未曾有の事態が起きたとき、日人はどうするか? というのがテーマだ。日列島に恐るべき異変が起きると分かったとき、政府はどう準備・対応するか、国民はどう反応するか、群発地震や火砕流に自衛隊や米軍はどのように動くか……といった災害モノの俯瞰カメラから、家族や恋人とのドラマや絆に単焦点を合わせた物語を織り込む。翻ってさらに巨視的に、日海溝から地上1000mの視線を駆使して、日を巨大な竜の断末魔にたとえた地質学的考察を語る。政治的駆け引きや世界経済への波及、軍事バランスの変動から地政学的な平衡関係が崩れた後まで、「物理的に日をなくす」シミュレートを、徹底的にし

    「シン・ゴジラ」を観て震えた人に、『日本沈没』を勧めたい
  • 動いているコードに触るな『失われてゆく、我々の内なる細菌』

    プログラマの格言に、「動いているコードに触るな」がある。ビジネス環境の変化に合わせ、巨大なシステムを維持・改善していく上で、ほぼ原則といってもいい。 その意味はこうだ。長いこと複雑怪奇な状態なのに、なぜか正しく動いているプログラムに対し、不用意に手を入れると、思いもよらない不具合が出る(これをデグレードという)。一見冗長で、まわりくどく無駄なことやっているようなので、よかれと思って直す。すると、触った部分とは関係なさそうな別の場所・タイミングで、予想外の動作をする。結果、因果が特定できないまま解析が長引くことになる。きちんとリソースを充てて改善するならともかく、「なぜ上手く動いているか」が分からないまま改修するのは、非常にリスキーなのだ。 人体に常在し、ヒトと共進化してきた100兆もの細菌群を「マイクロバイオーム」と呼ぶ。このマイクロバイオームの多様性を描いた書を読むと、抗生物質の濫用に

    動いているコードに触るな『失われてゆく、我々の内なる細菌』
  • 『思考の技法』はスゴ本

    哲学するための装備を整え、著者自身の戦歴を踏まえながら自分のモノにする一冊。カタログ的なツール集というよりも、もっと大掛かりで強力な、知の増幅装置に近いイメージ。 「意味」「進化」「意識」「自由意志」といった、手ごわいテーマに対し、手ぶらで対峙しないための装備と考えればいい。オッカムの「かみそり」ではなく「オッカムのほうき」、藁人形論法ではなく「グールドの二段階藁人形」など、一般の思考道具よりも威力のある、77もの装備が手に入る。 たとえば、必要以上に多くの仮説を立てるべきでないとするオッカムの「かみそり」よりも、「ほうき」の方がより凶悪だ。なぜなら、自説に都合が悪いエビデンスや統計情報を掃き出して「なかったことにする」ほうきだから。著者ダニエル・デネットは、暗闇で犬が吠えなかったことが手がかりとなった、シャーロック・ホームズのあの推理を思い出させる。知的に不誠実な人が、不都合な事実を隠し

    『思考の技法』はスゴ本
  • 糞システムにしないため、私ができること『はじめよう! 要件定義』

    「なぜ糞システムができあがるか?」の答えは、「一つ前の仕事をしている」に尽きる。 詳しくはリンク先を見てもらうとして、まとめるなら、自分の仕事のインプットが出来てないので、仕方なく前工程の仕事を代行しているうちに、リソースと気力がどんどん失われているからになる。これはプログラマに限らず、SEからPM、テスタや運用を入れても、当てはまる。「何をするのか」が決められない経営層が糞だから、あとはGIGOの法則(Garbage In, Garbage Out)に従う。 では、どうすればよいか? 「“何をするのか”を決めてもらう」という回答だと、連中と同じ肥溜めに落ちている。なぜなら奴らの“目標”とは、「売上を○%ストレッチする」とか「新規市場を開拓する」といった、現状を裏返した願望にすぎないから。売上アップ/新規開拓のために、どこに注力して、何にリソースを使い、そのために必要な道具(システム)を“

    糞システムにしないため、私ができること『はじめよう! 要件定義』
  • コンサルタントはこうして組織をぐちゃぐちゃにする『申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。』

    「嘘つきは経済学者の始まり」という諺があるが、コンサルタントも入れるべき。 中の人として働いたことがあるので、その手法は分かってる(まとめ:[そろそろコンサルタントについて一言いっておくか])。だから書は、徹頭徹尾、黒い笑いが止まらない。騙される幹部が悪いのだが、振り回される社員はたまったものではない。ファームであれジコケーハツであれ、理論武装を「外」に求める人は、予習しておこう。あるいは、コンサルティングを「説得の技術」と捉え、逆にそこから学ぼう。 書は、マジシャンが種明かしするようなもの。コンサルタントの方法論である「適応戦略」や「最適化プロセス」「業績管理システム」は、役に立たないどころか、悪影響にもなると暴きたてる。著者は経営コンサル業界で30年も働いて、いいかげんこの「お芝居」にウンザリして、懺悔の名を借りた曝露を出したという。その具体例が生々しい&おぞましい&あるある。

    コンサルタントはこうして組織をぐちゃぐちゃにする『申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。』
  • 女は尻だ。異論は認めない『FRaU 2014/3』

    女は尻だ。異論は認めない。 女は尻だ。異論は認めない。 すべては尻であり、尻にある。美しさ、強さ、優しさを兼ね備えた、あらゆる魅力と質の表象であり、かつ全人類の故郷であり桃源郷であり、世界でいちばん穏やかで不滅で争いのない場所である。君に、おっぱい山頂への征服欲があることは理解できる。だが、そこは四足から二足へ移行する際、成熟のバロメーターとして採用された代替品だ。山頂を踏破したら清水で潤すべく、谷へ降り蟻の門渡りを目指せ。お尻を賛美することは、おっぱいを否定することにならない(逆もまた然り)。 この真理に全力を注いでいるのが、『FRaU』3月号だ。「おしりは女のバロメーター!おしりが上がると人生が上がる!」とばかりに、みんなの大好きな魅惑のお尻たちをビシバシ紹介する。尻爛漫の春なのだ。それだけでなく、お尻はダイエットの勘所であり、美尻を目指すトレーニングがキレイにも痩せにもつながること

    女は尻だ。異論は認めない『FRaU 2014/3』
  • なぜ糞システムができあがるか

    納期が、予算が、バグフィックスが、性能、デザイン、インタフェース、使い勝手、保守が、可用性が、移行にマイグレーション、稼働率が、糞だ。そもそも要求を満たしとらんまともに動かない糞システムが、なぜ莫大な銭金かけてできあがってしまうのは、なぜか? アナリスト、コンサルPM、SE、プログラマ、テスタ、ヘルプデスク、メンテ、ユーザー、そして経営者と、それぞれの立場から言いたいことは山ほどある。それぞれの立場から「これぞ真の原因!」と叫びたいのも分かる。経営者を除き、全てのキャリアをやってきたから。だから、自信をもって断言する。糞システムができあがる、最も根っこの原因はこれだ。 一つ前の仕事をしている それぞれの立場で「やるべきこと」は分かっている。だからこそ、そのインプットが体を成していないことが明白なのだ。仕方がないので、自分で「インプット」相当を作るハメになる。 例えばプログラマ、プログラミ

    なぜ糞システムができあがるか
    orangeclover
    orangeclover 2011/07/07
    BABOK? 『なぜ糞システムができあがるか』
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