宇宙航空研究開発機構と海上保安庁は共同で、日本の領海や排他的経済水域に侵入する不審船や密航船などを宇宙から監視するため、人工衛星を活用したシステム開発に乗り出す。 来年度打ち上げる小型衛星で実験を始める。これまで航空機や船で監視していたが、衛星を使えば、より広い範囲を継続的に監視できると期待される。 国際航海する300トン以上の船には、自動船舶識別装置(AIS)と呼ばれる発信器を設置することが条約で義務づけられている。発信器からは、船の名前や位置、針路などの情報が送られ、通常は船同士の衝突を防止するために使われている。 宇宙機構はこのAIS情報に着目。来年度に打ち上げる小型衛星「SDS―4」にセンサーを搭載。実際に宇宙でAIS情報を受信できるかどうか検証する。
日本初の水深図発見=機密海図やペリー測量図も−海保倉庫から、公開へ 日本初の水深図発見=機密海図やペリー測量図も−海保倉庫から、公開へ 海上保安庁の東京都中央区の施設から、日本初の海図に使われた明治初頭の岩手県釜石港の水深図や、昭和初期の商船の交通量を示す旧日本海軍の機密海図などの歴史的資料が大量に見つかった。 同庁海洋情報部の移転に伴い、財団法人「日本水路協会」が2010年度から資料を整理する中で発見し、約1万3500点をデジタルデータ化した。海洋情報資料館(東京都江東区)で25日から閲覧できる。特に貴重な約190点はインターネットで公開する。 同協会によると、日本の海図の父とされる海軍初代水路局長の柳楢悦らが1871(明治4)年9月に測量した釜石港の水深図は、5階倉庫にあった。この図を基に翌72年9月、日本で初めて海図が刊行された。同年10月刊行の岩手県宮古港の海図の基となった71
25日午後5時55分頃、沖縄県石垣市の尖閣諸島・久場島から北北東約121キロの日本の排他的経済水域(EEZ)内で、中国の海洋調査船「北斗」が船尾からワイヤ状、ロープ状のもの各3本を出しながら北西に航行しているのを、海上保安庁の航空機が確認した。 同船は午後10時13分、ワイヤなどを引き上げ、引き続きEEZ内を航行している。 第11管区海上保安本部(那覇市)によると、中国側から事前に、日本のEEZ内で科学調査を行うと外務省に通報があった。海保が航行を確認したのは、通報海域とは別の場所だったため、無線で「事前の同意とは異なる海域での調査は認められない」と通報したが、応答はないという。外務省は同日、中国側に「同意を得ていない調査は認められない」と申し入れた。
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