(CNN) 米ニューヨーク市が打ち出した「特大サイズ」の飲料販売規制をめぐる裁判の控訴審で、ニューヨーク州高裁は30日、市の厚生委員会が権限を逸脱したと認定し、一審判決を支持する判決を言い渡した。市内の飲食店などはこれまで通り、特大サイズの飲料販売を継続できることになる。一方、ブルームバーグ市長はこの判決を不服として上訴する考えを示している。 市厚生委員会の規定では、16オンス(約450ミリリットル)を超す大きさの容器に入った糖分の多い飲料をニューヨーク市内の飲食店などで販売することを禁止しており、これを不服として裁判が起こされていた。 控訴審判決では、特大サイズ飲料規制は「恣意的」と判断し、市厚生委員会の権限逸脱があったと認定。こうした規制は立法権と行政権の分離を定めた三権分立の原則に違反すると指摘した。 ブルームバーグ市長はこの判決を不服として上訴する意向を表明、「肥満に対する戦いは続