熊本県警は1日、高校時代の同級生に執拗(しつよう)に面会などを要求したとして、福岡市の予備校生の少年(18)をストーカー規制法違反容疑で逮捕した。県警は少年が被害者の住所を知らなかったため、被害者保護のため逮捕状に被害者の住所を記載しなかった。 逮捕容疑は7月10日、熊本県内に住む女子大生(18)の携帯電話に、通信アプリ「LINE」で「お父さんの連絡先教えてくれ」とメッセージを送信。同24日にも「今からあってくれ」とメッセージを送り、義務のない行為を要求したとしている。少年は容疑を認めているという。 県警によると、少年は4月24日に女子大生の自宅に押しかけ、通報を受けた熊本北署が始末書を書かせ口頭で警告した。女子大生はその後転居したが、少年は計70〜80回ほどメッセージを送信していたという。 神奈川県逗子市で昨年11月にあったストーカー殺人事件で、警察が逮捕状を読み上げたために容疑者