大阪・枚方市の障害のある女性が、自動車を所有していることを理由に、生活保護を一時、支給されなかったのは不当だと訴えた裁判で、大阪地方裁判所は、「車がないと病院に通うのが難しいのに、自治体の検討が不十分だった」として、枚方市に170万円余りの賠償を命じました。 大阪・枚方市の佐藤キヨ子さん(73)は足が不自由で、7年前に生活保護を受け始めましたが、自動車を所有していることを理由に、平成19年から2年間にわたって市から生活保護の支給を打ち切られました。 厚生労働省の通知では、生活保護を受ける障害者が車を所有できる要件として、病院に通うために必要であることなどが示されていて、佐藤さんが枚方市に賠償などを求めた裁判では、この要件を満たすかどうかが争点になりました。 19日の判決で、大阪地方裁判所の山田明裁判長は、「佐藤さんの場合、タクシーの利用は経済的に合理的と言えず、自分の車以外での通院が難しい
PTSD訴訟 被害女性の請求棄却 釧路地裁、除斥期間を適用 (04/16 16:00) 【釧路】約30年前の幼少期の性的虐待で心的外傷後ストレス障害(PTSD)になったとして、釧路市出身の30代の女性が、親戚の男性に約3200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が16日、釧路地裁であった。河本晶子裁判長は、20年間の除斥期間の経過により損害賠償請求権は消滅したとして、女性の請求を棄却した。 PTSDによる損害をめぐり、除斥期間の適用が訴訟で争われるのは、法曹関係者や研究者によると全国で初めて。幼少期の性的虐待が原因のPTSDは、相当長期間後に明らかになることが少なくない。最近の司法判断の流れと逆行し、救済を求める被害者に厳しい判決となった。 判決理由で河本裁判長は「女性は6、7歳ごろにPTSDを発症し損害が発生していた。除斥期間の起算点は最後のわいせつ行為があった1983年1月で、既に20年以
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