下村文部科学大臣は閣議後の記者会見で、道徳の教科化に向けて、教材や授業の進め方などについて検討するため、慶應義塾学事顧問の鳥居泰彦氏らを委員に起用し、省内に有識者会議を設置したことを明らかにしました。 政府の教育再生実行会議は、先に安倍総理大臣に対し、いじめや体罰への対策として道徳教育を「教科」にすることを盛り込んだ提言を提出しました。 これに関連し、下村文部科学大臣は、閣議後の記者会見で、道徳の教科化に向けて、教材や授業の進め方などについて検討するため、慶應義塾学事顧問の鳥居泰彦氏や中央大学教授の山田昌弘氏など17人を委員に起用して、26日、文部科学省内に有識者会議を設置し、来週に初会合を開くことを明らかにしました。 そのうえで、下村大臣は「道徳教育の充実に向けて、踏み込んだ議論をしてもらえる人選を行った。会議では、全面的に改訂する道徳の教材の内容を議論するほか、道徳の指導力の向上に向け