5時間前 国立ハンセン病療養所「邑久光明園」のマスコットキャラクター「こみょたん」=岡山県瀬戸内市の同園で、石井尚撮影 国立ハンセン病療養所「邑久光明園(おくこうみょうえん)」(岡山県瀬戸内市)で、独自のマスコットキャラクター「こみょたん」が誕生した。全国13カ所の国立ハンセン病療養所で初の試み。かつての隔離政策で、子供を持つことを許されなかった入所者は高齢化が進み、園内で過ごすことが多い。同園はキャラクターを介した子供らとの触れ合いで入所者が元気になり、入所者への理解も深まればと期待している。 同園にはハンセン病から回復した約160人の入所者がおり、平均年齢は83歳。家族や見学者は訪れるが、後遺症を抱えた入所者も多く、園外に出ることは少ないという。 同園は一昨年、訪れる子供たちに喜んでもらおうと、人気アニメキャラクターをマスコットにできるか検討したが、著作権の問題で断念。独自のキャラクタ