「輪廻のラグランジェ」を観ていて、惹かれたのがその音楽の素晴らしさ。電子音にニューウェーヴを感じさせる鋭利なサウンド、ポップで流麗なのにエッジが効いている、音が光っている。このアニメの音楽をクリエイトしているのは只者ではない! 女将を呼べ!! と第一話を観た時点で確信。すぐに、スタッフ・クレジットを確認して納得。 「輪廻のラグランジェ」の音楽は、鈴木さえ子さんによるものでした。 鈴木さえ子さんといえば、80年代の日本のテクノポップ、ニューウェーヴ・シーンの中核にいらっしゃった女性ミュージシャン。元々は、CINEMAというテクノポップ・バンドのメンバーで、YMOやムーンライダーズ、果ては英国のXTCといった先鋭的なバンドからも、その音楽的才能に全幅の信頼を寄せられていた凄いお方です。 アニメファンならば、「ケロロ軍曹」で音楽を担当していた…といえば、「ああ、あのピコピコした音楽を作っていた!