twitterなどでTポイントツールバーの利用規約が話題になっています。このエントリでは、Tポイントツールバーを実際に導入して気づいた点を報告します。結論として、当該ツールバーを導入すると、利用者のアクセス履歴(SSL含む)が平文で送信され、盗聴可能な状態になります。 追記(2012/08/10 20:10) たくさんの方に読んでいただき、ありがとうございます。一部に誤解があるようですが、ツールバーが送信している内容はURLだけで、Cookieやレスポンスまでも送信しているわけではありません。URLを送信するだけでも、以下に示す危険性があるということです。 追記終わり 追記(2012/08/13 23:50) ポイントツールバーにバージョンアップがあり、WEB閲覧履歴の送信がSSL通信に変更されました。従って、WEB閲覧履歴が盗聴可能な状況は回避されました。本日22:50頃確認しました。
赤紙と徴兵―105歳、最後の兵事係の証言から [著]吉田敏浩 「皇軍の兵士」はいかにつくられたか、その非情なシステムを一兵事係の残した記録をもとに分析した書である。末端の町村でその役割を果たすことを余儀なくされた職員の苦悩、それは戦時下だけでなく、戦後もなお続くのだが、著者はそこに寄り添って記述を進めている。それゆえ本書には、無味乾燥ともいうべき文書の背景に、兵士たちの肉声が幾重にも宿っている。 一体に昭和の軍事主導体制そのものは、狡猾(こうかつ)かつ巧妙にできあがっている。兵事係は召集の赤紙を届けるだけでなく、兵士としての資質、技能についても平時から調べあげているし、召集兵の戦死報告の役も担わされる。赤紙が届いた家には「おめでとう」の声が共同体の挨拶(あいさつ)という時代、「人間」が歪(ひず)むのは当然だ。兵事係は兵役を免れるがゆえに、兵事業務に熱心になるからくりも証言で浮かぶ。 捕虜を
東京ロンダリング [著]原田ひ香 事故や事件で人が死んだ部屋に一カ月間だけ住む、というのが主人公りさ子の仕事である。賃貸物件の場合、問題の部屋に一度誰かが入居すれば、それ以降の入居者には事情を説明する義務がなくなるらしい。そこで生まれた職業なのだ。 当然ながら、りさ子は死んだ人間の部屋ばかりに住み続けることになる。「住む」こと自体が仕事だから、あとは何をしていても自由なのだ。 ちょっと羨(うらや)ましいような気持ちになる。私も燈台(とうだい)守や山小屋の番人に憧れたことがあるが、それ以上に静かで人と関わらない仕事が、都会のど真ん中で可能だとは。 お金と効率の原則に支配された現代の東京にも、奇妙な「隙間」があったものだ。いや、その支配を突き詰めたからこそ生まれた「隙間」というべきだろうか。 だが、実際にそんな仕事をずっと続けたら、人間はどうなってしまうのだろう。「住む」だけでありつつ、それは
〈私〉だけの神 平和と暴力のはざまにある宗教 著者:ウルリッヒ・ベック 出版社:岩波書店 ジャンル:社会・時事・政治・行政 〈私〉だけの神―平和と暴力のはざまにある宗教 [著]ウルリッヒ・ベック 世界を震撼(しんかん)させた同時多発テロから十年。世界は一向に平和になったように見えない。つい最近も、右翼思想の青年がノルウェーでテロ事件を起こしたばかりだ。グローバル化の進む社会のなかで、価値観の異なる者同士がどのように共存していくべきかが切実な問題になっている。 「個人化」「リスク社会」というキーワードで知られるドイツの社会学者ベックは本書において、宗教が国境を超えて平和を生み出す力を持つ一方で、信仰者と不信仰者を区別し、不和と暴力の原因を作ってしまう可能性も指摘して、さまざまな角度からの現状分析を行いながら、「個人化」する宗教の、平和創出の可能性を探っている。 ドイツでは、20世紀前半ごろま
評伝ジョージ・ケナン 対ソ「封じ込め」の提唱者 著者:ジョン・ルカーチ 出版社:法政大学出版局 ジャンル:エッセイ・自伝・ノンフィクション 評伝 ジョージ・ケナン―対ソ「封じ込め」の提唱者 [著]ジョン・ルカーチ 「対ソ封じ込め」政策を主導し、東西冷戦を演出した外交官。ジョージ・ケナンには、一貫してそうしたレッテルが貼られてきた。ところが1952年に刊行されたケナンの『アメリカ外交50年』を青年期に読んだときに、「ロシアの共産主義者たち」の尊敬を獲得すべきだ、といった表現に接し、奇妙な違和感をもった記憶がある。今回、本書を読んでその疑問があっさりと氷解した。 本書は、2005年に101歳で亡くなったアメリカの外交官の評伝だが、著者は「包括的な伝記」ではなく、「彼の性格の研究書」という。だが読者にすれば、1世紀を生きたこの外交官が20世紀の人類史にどのように向き合ったか、この世紀は何が問われ
吉井勇の自筆原稿見つかる 与謝野鉄幹宛て58首 Tweet 歌人吉井勇が与謝野鉄幹宛てに短歌を投稿した手紙=京都府宇治市の平等院 [画像を拡大] 全国 2012年8月10日 20時21分(52分前に更新) 歌人吉井勇(1886〜1960年)が、雑誌「明星」を主宰する与謝野鉄幹宛てに短歌を投稿した手紙が見つかったと、京都府宇治市の平等院が発表した。発見された自筆原稿では最も古く、専門家は「初期の吉井を知る上で貴重な資料」としている。 吉井は、京都・祇園への愛着を詠んだ歌や「命短し恋せよ少女(おとめ)―」の「ゴンドラの唄」の作詞者として知られる。 手紙の日付は1905(明治38)年8月11日。便箋9枚に筆書きで短歌58首が記されている。 短歌は鉄幹によって添削され、朱筆で丸印や「イキ」と書き加えられていた。吉井が「いさむ」としていた署名を、線を引いて「勇」と書き直した跡も確認できる。(共同通信
AP通信によると、マーチン・フライシュマンさん(英国の化学者)が3日、英ティスベリーの自宅で死去、85歳。 1989年、米国のポンズ氏と、核融合反応を試験管内で起こすことができたと発表。夢のエネルギー源とされる核融合は、超高温・超高圧の大型装置が必要と考えられていたため、2人の「常温核融合」実験は、真偽をめぐって世界的な議論を巻き起こした。
Koboは同社が運営する「koboイーブックストア」において、早川書房のSF・ミステリ10作品の配信を開始した。今後も同社のSF、ミステリ、文芸などの作品の取り扱いを増やしていく。 「koboイーブックストア」は、すでに早川書房が提供する作品を約200タイトル配信。今回、SF・ミステリのジャンルに特化した名作10作品を新たにラインナップに加えた。 新コンテンツは、「ハヤカワSF・ミステリebookセレクション」のプロジェクトの第一弾として、カルト的人気を誇る鬼才フィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」や、"SFの詩人"レイ・ブラッドベリの「華氏451度」と「火星年代記〔新版〕」など。 また、早川書房は、アーサー・C・クラーク、ロバート・A・ハインライン、カート・ヴォネガット、エラリイ・クイーン、グレアム・グリーン、ロアルド・ダールなどのSF、ミステリ、文芸などの名作
同級生のズボンや下着を脱がせるなどしたとして、埼玉県警大宮西署は10日、さいたま市西区、同市立中学2年の男子生徒(14)を傷害と暴力行為処罰法違反の疑いで逮捕した。 同署幹部によると、被害者は「昨夏頃から繰り返し暴行を受けた」と話しており、同署は常習的ないじめがあったとみて調べている。 発表によると、逮捕された生徒は7月12日夕、通学する中学校の4階廊下で、同級生の男子生徒(14)を数回殴って顔などに軽傷を負わせた後、他の同級生の男子生徒2人(いずれも13歳)と共謀し、手足を押さえ付けズボンや下着を脱がせるなどした疑い。 被害者と加害者の生徒4人は同じ運動部に所属し、部活の練習を終えた後だったとされる。周囲に同級生数人がいたが、教諭はいなかったという。 逮捕された生徒は「やったことは間違いない」と供述しているという。
児童ポルノ購入容疑で書類送検=大学生ら3人、条例初適用−京都府警 児童ポルノ購入容疑で書類送検=大学生ら3人、条例初適用−京都府警 児童ポルノを購入したとして、京都府警少年課は10日、府内の大学生ら男3人を府の児童ポルノ規制条例違反の疑いで京都地検に書類送検した。購入者を処罰する全国でも珍しい同条例を初適用した。 送検容疑は今年2〜5月、千葉県松戸市の中島弘卓被告(42)=児童買春・ポルノ禁止法違反罪で起訴=らが運営するサイトを通じ、児童ポルノのDVDを購入した疑い。いずれも「条例に違反することは知っていた」と容疑を認めているという。(2012/08/10-20:23)
1945年8月9日の長崎原爆で、健康被害が出るほどの放射線被ばくはないと国がしている地域で原爆を目撃した人の多くは、半世紀を経ても精神疾患の危険性が高いとの調査結果を、国立精神・神経医療研究センター(東京都小平市)のチームが8日までにまとめた。 チームは、うつ病など心に問題を抱える傾向があるかどうかを調べる目的で2001年に長崎県で実施した調査をあらためて検証した。調査対象は長崎市内の爆心地から半径12キロ圏内に住み、爆音や光を経験したものの、放射線による身体への健康被害はなかったとされる地域の約350人。 「いらいらして怒りっぽいか」「自分は役に立たないと考えたことはないか」といった質問への回答から、精神疾患の危険性が高い人は約75%に上ると判明した。原爆投下の5~15年後に同じ地域に移住してきた約280人では約40%だった。
1972年に発見された頭骨化石「KNM-ER 1470」と、新たに発見された下顎化石「KNM-ER 60000」を基に復元された画像(2012年8月8日提供)。(c)AFP/NATURE/FRED SPOOR 【8月9日 AFP】およそ200万年前に地球上を直立歩行していた現生人類の祖先は、少なくとも2つの近縁種と共存していたとする論文が8日、英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。現生人類の祖先「ホモ・エレクトス(Homo erectus)」のほか、近縁種で道具を作る「ホモ・ハビリス(Homo habilis)」、それ以前に出現していた「ホモ・ルドルフエンシス(Homo rudolfensis)」の3種が、同時代に存在していた可能性が高いという。 今回の発見は、40年前に発掘された化石と近年発見された化石がジグソーパズルのように合致したことによってもたらされた。 1972年、ケニ
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