【東京】防衛省は、南西諸島の防衛強化の一環として計画している陸上自衛隊の警備部隊の配備地として、石垣市の八島町新港地区と同市宮良のサッカーパーク「あかんま」の2カ所を候補に挙げ、最終調整に入っていることが22日までに分かった。 複数の政府関係者が明らかにした。その他の配備先である宮古島市や鹿児島県の奄美大島も含め、3月までに配備候補地を決定し、地元自治体に理解を求めていく方針。 政府は昨年12月に決定した防衛計画の大綱で、尖閣諸島をめぐる中国との対立を背景に南西諸島の防衛強化を打ち出した。大綱に基づく2014~18年度の中期防衛力整備計画に南西地域への警備部隊新設を盛り込み、配備先は石垣、宮古などが有力視されていた。 防衛省は13年度予算に配備に向けた候補地調査費5千万万円を計上。14年度予算案では、13年度の候補地調査を踏まえて施設配置図や行程表を作成する費用6千万円を盛り込んでいる。
県教委は17日の定例会で、紀の川市平野の観音寺の木造菩薩形(ぎょう)坐像など、3件を県の文化財に指定した。今回の指定により、県指定文化財は全574件になった。 県指定文化財となったのはこの他、田辺市教委所有、田辺市立歴史民俗資料館に保管されている後ロ谷(うしろだに)銅鐸、白浜町の長寿寺が所有し、県立博物館に保管されている長寿寺備前焼大甕。 本紙エリアで指定を受けた木造菩薩形坐像は、観音寺住職が不在のため、佃・林ヶ峰(はいがみね)町内会が所有し、県立博物館が保管している。 高さは25・8㌢で、9世紀中頃に制作されたもの。頭髪を束ね、条帛(じょうはく)や裳、帯状の衣装を身に着け、レンゲの花をかたどった台座に座った像。ヒノキと見られる木材で彫られている。 観音寺が所在する旧平野村は、かつて静川荘と呼ばれた荘域に当たり、近世には、高野山と直接的な関係があったと確認されている。同像は、天皇や皇后が制
文化審議会(宮田亮平会長)は18日、野辺地町が所有する赤漆塗木鉢(あかうるしぬりもくはち)について、国重要文化財(考古資料)に指定するよう、下村博文文部科学大臣に答申した。大型で、巻き貝のふたを使った装飾がある全国でも珍しい木鉢で、縄文時代の高度な制作技術と漆工芸の実態を示していることが評価された。国は今夏にも正式決定する見通し。国重文に指定されると、同町では有戸鳥井平4遺跡から出土した縄文時代の板状立脚土偶=2012年9月指定=に次いで2例目。 赤漆塗木鉢は01年、同町向田目ノ沢地区で国道279号下北縦貫道路・有戸バイパス工区の整備に伴い行われた、向田18遺跡の発掘調査で見つかった。 縄文時代の前期末(約5600年前)~中期初頭(約5300年前)に作られたもので高さは25センチ。鉢口の長径が46センチ、短径が32センチで楕円(だえん)状になっている。側面の一部と底部が欠けているが、形
伊東マンショとみられる肖像画(個人蔵、画像はトリブルツィオ財団提供)。裏面に「D. Mansio Nipote del Re di Figenga Amb(ascitor)e del Re Fra(nces)co Bvgnocingva a sva San(tit)a」と記される ※かっこ内は当時の省略表記を補った文字 伊トリブルツィオ財団の文書保存・管理担当職員、パオラ・ディリコさん(41)が調査し、18日発行される同財団の学術誌に論文を発表する。1585年、ベネチア訪問時の姿を、当時の大画家ティントレットの息子であるドメニコ・ティントレット(1560~1635年)が描いたと位置づけている。 この油彩画は縦54センチ、横43センチ。伊北部在住の個人の所蔵といい、そのコレクションの整理に携わったディリコさんが2009年に確認。スペイン風の衣装を着た東洋風の青年が描かれ、裏側に「Mansio
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